表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】兄であり、弟です

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

大天使・麗衣ちゃま。

昔からママ味が凄いけど、高校時代から人生何周目だよって気分になりました。

クラスの打ち上げで、焼肉に行く事になった。珍しく瑠衣くんも一緒に行くと言うことだったので、私の隣に座らせる。他の人だと、何時ものマイペース振りを発揮して、相手が疲弊してしまうから。何なら人が焼いた良い感じの肉を横から奪うから。

「はい。これ良い感じ。皿出して」

「ほら、瑠衣くん。ちゃんと食べないと。玉ねぎ見て嫌そうにしない」

そんな事を言いながら、良い感じに焼けた肉と玉ねぎを皆の皿に乗せていく。

皆がワイワイ、ガヤガヤしている最中、瑠衣くんは一人黙って肉を頬張っている。玉ねぎは依然と残ったままだった。

「……玉ねぎあんまり……」

「ちゃんと口入れないと、良い感じの肉乗せないよ」

「俺の事は良い。お前は他の女よりも筋肉量が多いんだから、ちゃんと食え」

「もうっ!! 一言多いよっ!!」

そうこうしているうちに、制限時間になった。皆が慌てて荷物を纏める最中、私も自分と瑠衣くんの荷物を持って、外に出る。肌に北風が打ち付けられると、切ない音がお腹から聞こえた。

……そう言えばあんまり食べてない!! 瑠衣くんの玉ねぎ気にし過ぎた!! 人のせいにするのは良くないけど!!

取り敢えず、瑠衣くんを一人で帰らせるのは危ないから、コンビニだけでも付き合って貰っ……。

「おい、麗衣。こっち」

腕を掴まれて、連れ込まれたのはラーメン屋だった。既に九時を回っている事もあり、客足は少なく、サラリーマンの男性が一人、二人腰掛けているだけだった。

唖然とする私を他所に、瑠衣くんは店員さんの案内を元に、奥のテーブル席へと私を連れていく。

「お前、俺に気遣う余り、あんまり食えてなかっただろ。腹の鳴る音聞こえた」

どうやらバレていたらしい。何ならお腹の音も聞こえて居たらしい。

思わず神妙な顔になる私を他所に、瑠衣くんはメニューを眺めている。其れから鞄から財布の中身を確認して、此方を向いた。

「好きなの選べ。二千円以内で」

偶に……思うのだ。私の方が先に生まれたら、『妹らしくない』なんて言われなかったかなって。瑠衣くんの体の事で悩まなかったのかなって。

でも……やっぱり私は瑠衣くんの妹で、瑠衣くんは私のお兄ちゃんなのだ。

「ほら、帰り遅くなると、また母さんに心配かけるから」

こういう所を見ると、やっぱりお兄ちゃんである。


オマケ 夫婦としゃぶしゃぶ

「ほら、瑠衣くん。白菜良い感じ。鏡花ちゃん、お肉」

「おい、麗衣。此奴に肉やらなくて良いぞ」

「なんでよ!! 麗衣ちゃんは私のお姉ちゃんでもあるんだけど!!」

「麗衣、俺達に気を使う余り、お前あんまり食えてないだろ。分かった遠慮しろ。鏡花」

「白菜貰いながら言われても説得力皆無!!」

「肉貰ってるお前に言われたくない」

「二人とも喧嘩しないで!!」

瑠衣たんと麗衣ちゃまは何時もこんな空気感。

面倒を見させる兄と面倒見る妹の図。


麗衣ちゃんって、瑠衣くんの双子の妹ちゃん。

体の弱い瑠衣くんに反し、めっちゃ頑丈。

瑠衣くん背負ったまま、何キロか走れるぐらい。

そして何より面倒見が天元突破。もうママだよ。


だから知らない人が一緒に居るの見ると、

『お姉ちゃんが弟の面倒見てる』

という判断されます。


何時も全力で妹(姉)遂行してますが、麗衣が困った時にはちゃんと瑠衣たんが兄遂行します。


ぶっちゃけ瑠衣たんは一人でも生きていけるけど、妹が其れをさせない感じ。

ちょっとお節介。面倒を見る事で甘えてる。

そこが何となく妹っぽい。

其れを知って、瑠衣たんが面倒見させてる感じ。


『俺の事は良い』って伝えたところで、麗衣は俺の世話を焼くんだろうなぁ……Ҩ(´-ω-`)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ