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717.泥船乗ってアイドルデビュー1

「と、いう訳で、本日は泥船でアイドルデビューしましょーってな感じで行こうと思う」


 廃図書館攻略を終えた俺たちは、一度帰ってログアウト。ゲーム内二日目にてログインを果たし、皆で話し合いを始めたのである。

 といってもテイムキャラたちにも日常はあるので行けないメンバーもいる様子。

 また数名だけで回ることになりそうだな。


 今回アイドル関連ということもあり、サユキさんやローリィさんは自主的に自宅待機を選ばれなさった。

 同じくアイドルデビューとかどうでもいい、と思っているのがスレイさんとカルカさん。秘密結社対策の為に自宅待機を選ばれた。

 

 テケテケさんもアイドルは興味ないらしい。ツチノコさん一号二号と彩良さん、ついでにギーァを引き連れて遊びに出かけたようだ。

 ネネコさんもアイドルとかわかってないからなぁ。今日も相撲しにタヂさんの神社に行っちまったよ。


「あー。こっちもパース。メンドくせぇし」


「私も、人前はちょっと」


 マイノグーラさんとナスさんも来ない、と。


「俺も行かないぞ。男なのに女性アイドルとか無理だし」


「ワタシもアイドルよくわからない。ニンゲンたちに卵産めばいいのか? 違う? やっぱりそうよね?」


 ってな感じでどんどん不参加組が増えていく。

 ユウキさんにアイネさん、テインさん、蛇々利さん、ティリティさん、シルビアさん、メリッサさん、コトリさんも遠慮するの? 


「私は旦那様にだけ見てもらえたらいいので。畜生共に愛想を振りまくのはちょっと」


 他の男性陣が畜生扱いされてるんですが!?


「マスター、一応伝えておキます。アイドルデビューに関しテ、小柄なメリーさんやファトゥムさんは向かなイカと見えない可能性が高いでス。あと私モ機械ナのでアイドル化は難しイかと」


 そんなことはないと思うけどなぁ。まぁ本人が乗り気じゃないならエルエさんはスレイさんたちと行動して貰うか。

 メリーさんと妖精さんはどうする?


「メリーがダメなら私も遠慮しておくわヒロキ。ちょっとメリーさんとニャルさんでやってみたいこともあるし、自宅に居るわ」


「あれ? あちしってば強制的に自宅警備一択?」


 芽里さんとメリーさんも不参加、ついでにニャルさんも強制不参加だ。

 あとアイドルになるから骨しかないヘンリエッタさんも諦めて貰おう。


「歌って踊るのは好きだけどねー。今回は自宅警備かなぁ。とりあえず次の妖精郷どこがいいか考えとくね」


 嫌に素直だな妖精さん。ちょっと怪しいぞ。変なこと考えてないだろうな?


「少年君、一応言っとくけど、僕はアイドルには成らないけど楽しそうだから付いてくからね」


「魔王が一緒に行くならボクも行くっすよ。アイドルはさすがに天使としてデビューしちゃダメな奴だと思うけど」


 キマリスさんとルースさんはアイドルデビューはしないけどついてくるようだ。

 コトリさんがしまった、って顔してるけどついてこないと言ってしまった手前やっぱりついて行くとは言えないらしい。

 別にそんな律儀に守らなくてもいいのに。


「ヒロキさーん、準備できたー? そろそろ行こうよー」


 おっと、今回はりんりんさんも参加できたのか。


「ヒロキさんちっすちっす。今日はよろしく頼むある」


 ん? 急かされたので皆と共に外へ出る。

 すると、すでに待っていたメンバーを見て小首をかしげる。

 一緒に訓練するとか言ったのに、未知なるモノさんやマイネさん居ないし。


 今回参加は、前回に引き続き案内人君、なのさん、勇者ブレイド、そして追加でりんりん、レイレイ。

 プレイヤー参加者は五人だけのようだ。


「準備は完了している、行くか?」


「そうだな。とりあえず地図を頼りにアイドル事務所『泥船』に行くとするか」


 今回のメンバーはハナコさん、アカズさん 、レムさん、散紅さん、稲荷さん、ディーネさん、ルースルスさん、ルルルルーア、キマリスさん、案内人君、なのさん、勇者ブレイド、りんりんさん、レイレイさん。結構な大所帯だが全員で行くよりは少ないな。


「ふふ、アイドルかぁ、この私の美貌を持ってすれば楽勝ね」


「散紅もアイドルになるの?」


「別になりたいわけではないけれど、愚かな男共が私に貢ぐのだと思えば、意外と楽しそうに思えるわ」


 お前はアイドルに謝れ。


「とりあえずアイドルって訳じゃないけど歌と踊り経験してるのは、ハナコさん、アカズさん、稲荷さん、ディーネさんだな。あとこの前の後夜祭でルルルルーアさんも歌ってたよな」


「はい。ゴブリア様からあなたもアイドルできるんじゃないか? と言われまして、機会があるのならやってみようか、と。ダメですか救世主様?」


 いつの間に俺は救世主になったんだ? まぁいいや。


「やってみるのはタダだしな。いいんじゃないか? でも身を売れとか言ってくる阿呆社長とかがいるようだったら遠慮はいらないからぶっ倒せ」


『もう、ヒロキってば、さすがに倒しちゃダメでしょう。気絶位に留めておきましょ』


 似たようなもんじゃないかなハナコさん?

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