表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

415/1108

413.真・闇のゲーム大会・19

「罰ゲーム!」


 正直罰ゲームになっても素直に喜べないなぁ。

 何しろ蛇々利さんが俺にテイムされるという罰ゲームだからな。

 最上に睨まれながら、俺の元に飛びついてくる一番ヤバい女を受け止める。


「うふふ、もう、逃がさない……から、ね?」


 ひぃぃ!?

 やばい、コレ絶対ヤバいフラグだ。

 強制ヤンデレフラグだ。刺される! 刺され続けちゃう!?


「行きましょうか、ツチミカドさん」


「ん? お。おぅ」


「決着を付けましょう。貴方を倒し、皆を救います」 


 あー、そういえばそんな話になってたな。

 何でこいつが最後まで残ったんだろう?

 やはり変な頭だからだろうか?


 最上に促され、俺たちは最後の部屋へと向かう。

 そういえばまだ罰ゲームは三つ残ってたな。

 メリッサさんが俺と一騎打ちしたせいで一つ分の罰ゲームが残ってるんだ。

 余った二つ、どうするんだろう?

 まぁいっか。


 開けた場所にやってくる。

 最後の決着の場所なのに、待っていたお面司会者はまさかのデスマスク。

 おまえなんつーもん顔に付けてんの!?


「私のことはデスマさんとでも呼んでおいてくれたまえ。さて、さっそくだがすでにルーレットは回させてもらっているよ。これが最後のゲーム。そして罰ゲームだ」


 は? ちょ、ルーレット回し終えたかどうか俺らわからんだろ。

 最上の名前に止まってるゲーム内容と記憶を全て奪っての元通り生活。

 はは、これ絶対不正してんだろ。


「僕のゲームか。さぁ、覚悟はいいか極悪人! あんたを倒して全てを救ってみせる!」


「おいおい。誰が極悪人だよ。俺が強制でテイムしたわけじゃねぇぞ。こいつらは自分からそうなりたいとテイムを罰ゲームにしてテイムされただけだ」


「だとしても、人をテイムするなんて人道にもとる行為だよ! 一度痛い目を見た方がいい。闇のゲーム、開始ッ!!」 


 あ、おい、説明まだされてねぇぞ!?

 焦る俺の視界が滲む。

 またどこかに飛ばされるのか!?


「ここは……」


 目の前にはテニスコートのような場が広がっていた。

 対面には最上がいて、こちらを睨んでいる。

 テニスコートといってもネットの類は存在していないな。

 それと俺や最上の周囲に円形の白線が引かれていて、おそらくここから出られないようになっているみたいだ。


 テニスかバドミントンかと思ったが何か違うな。

 これはなんだ?

 なんとなく見覚えがあるというか、別のゲームでこんな感じの……

 別の、ゲーム?

 あ。え、マジか? アレか?


「さぁ、やってまいりましたラストバトル、最上様のゲームはモンスターバトルです! 自分の手持ちのモンスターを使い対戦、5対5の総当たり戦で全てのモンスターが倒された方の負けとなります」


 ポケ〇ンバトルじゃねぇか!?

 いや、さすがに運営が丸パクリするわけがないはずだ。

 となるとそれなりに違いがあるはず。

 

 モンスターが入ってるのは、このボールか。ボールじゃねぇか!

 ええい、落ち着け、落ち着くんだ。

 まさかそんなあの運営が丸パクリするわけがない。

 訳が……よし、GMコールだ。通報するよ運営さん。これはやめとけ。


「よし、なら最初は君に決め……なんだ!?」


 最上がなんかヤバいセリフを言おうとした瞬間だった。

 周囲の空間がぱらぱらと崩れるようにワイヤーフレームへと変わっていく。

 

「これは、一体!?」


「悪いな最上。さすがにこのゲームはやらせねぇよ?」


「なに、どういうことだ!」


「これは、何が……は!? ま、誠ですか!? 上から!? それは仕方ないですね。わかりました闇のゲーム変更ですね」


「なっ!? 司会者、どういうことだ!?」


「申し訳ありません最上様、至高なるお方よりこのゲームは不当と扱われました。別のゲームを行わせていただきます」


「なっ!? なんでだよ、これならあいつを確実に倒せたのにッ!!」


 だろうねー、お前の得意ゲームだもんな。

 でも恨み言はそれ造った運営に言ってくれ。


「さぁ、別のゲームはなんだい司会者君。正々堂々勝負と行こうじゃないか」


「今更正々堂々なんて白々しいっ!」


「おいおい。勝ち確定のゲーム程面白くないものはないだろー。最後の勝負だし、正々堂々やろうぜ。なんならほら、ブラックジャックでもやるかー?」


「ふざけるなっ! 司会者さん、次のゲームは、なんです、さっさと開始しましょう。こいつはここで、倒す!」


 なんかほんと主人公ムーブしてくるな。

 俺も悪役ムーブしたほうがいいんだろうか?


「勝てるといいなぁ、威勢がいいだけにならないといいがな、ふふ、お前程度では勝てるものも勝てまいよ」


「ぐぅぅ……」

 

「はいはい、煽りはそのくらいで、闇のゲームが決まりました。双方準備はよろしいですか?」


 さぁ、最後の戦い、全力でやらせて貰おうじゃないか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] とりあえず蛇々利さんとコトリさん合体しておこうぜ?
2023/12/09 12:57 退会済み
管理
[一言] 許されなかったかぁ…… 作ったのはAIだろうし仕方ないよなぁ
[一言] ポ○モンバトルは駄目だった… 最上「なんでだー!」 ヒロキ「最初の魔術師の赤と法王の緑しか やって無いが版権的にアウトだから」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ