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332.集まってきちゃった

「何度も言うけど、会うたびに女性増えてるわね、あなた」


「いやー。俺としてもなんでこんなに増えていくのか。テイムまともに使ったりしてないんすよ。ルルルルーアさんなんか魔導書読んだだけでテイムされに来たし、ティリティさんなんて自分で作った惚れ薬自分で被って俺に惚れましたからね」


「うらやましいわねぇ。で、本命はだぁれ?」


「ハナコさん」


「あらら、そこは答えに詰まるところでしょ。コトリちゃんが複雑そうな顔してるわよ」


「いいのよ店長さん、旦那様がハナコさん第一優先なのは最初から分かっていたことだもの。それでも、添い遂げてくれると言ってくれたから、私はずっと一緒にいるの、ずっと、ずっとよ?」


 コトリさん、眼窩に深淵が見える笑顔はやめてください、正気度が削れます。


「そういえばコトリさん、魔王の魂手に入れたみたいだけど、どんな変化があったの?」


「あら、能力確認してないので? どうぞ。私のすべて、旦那様になら解放しておりますよ」


 と、両手を開いて私を見て、とばかりに目を閉じるコトリさん。

 野次馬が行け、抱きしめろ。とか言ってくるけど、ステータス確認するだけだからな。


 名前:子取箱コトリバコ

 種族:呪神霊 クラス:呪神

 二つ名:全ての女を呪うモノ、呪いの子取箱ゴホウ、地獄の門を開く者、悉ツ之星を穢す者

 Lv:610

 HP:91775/91775

 MP:55386/55386

 TP:25911/25911

 GP:66666/66666

 状態:普通

 技スキル:

  コトリの呪い:       女性特攻&赤子特攻を得る。任意の敵女性キャラにコトリの呪い(永続)を付与する

  神視Lv90:       この世ならざるモノを見ることが出来る。

  呪殺術Lv90:      呪殺属性の遠距離攻撃。呪い、恐怖、即死付与

  神聖浸食:         聖属性への攻撃特化。この属性攻撃を受け過ぎると堕天する。

  呪殺結界Lv90:     自分周辺からLvmの結界を張る。結界に触れた敵に呪い、恐怖、即死を付与。

  コトリバコ:        その箱が開かれる時。コトリバコが■■■■■■となり、■■イが終わる。

  物理無効:         物理攻撃が効かなくなる。

  スキル拡張Lv8:     スキル枠を九つ増やす。

  精神汚染A:        見る者に精神汚染を与える。任意調節可能。

  料理上手C:        料理が上手くなる。ランクにより上昇値が変化、Cで一般調理師の美味しさ

  一族郎党皆殺し♪:     呪いたい対象の家に設置すると勝手に死滅します。ただし、コトリさんの気分次第

  闇への誘い:        呪い状態の適性存在を死へと誘う。

  リンフォン:        その扉を開いてはならない。

  嘆きの御手Lv1:     触れた相手のHPとGPを一定量奪い去る。

  闇の捕食:         暗い穴を作りだし敵性生物を捕食する能力。

 ======

  呪殺反射:         呪殺系スキルを反射する。

  亡者の誘い:        地獄門から漏れ出た腕が生者を招く。

  正二十面体:        神聖なる宝具は何者をも通さない。隔絶結界を作りだす。

  七つの御霊:        其れは七度滅ぼされても復活する。

  異界の王:         異世界の呪物を召喚する。

  汚染地帯:         其れはそこにいるだけで周囲を汚染する。任意調節可能。

  七変化:          倒されるごとに強くなる。


 魔王の特性受け継ぎ過ぎてるっ!?

 運営さん、コトリさんが危険呪物超えてませんか!?


 それからしばし、皆の水着を選び終え、明日取りに来てそのままプール行こうぜってことになった。

 本日はこのままUFOに帰って遊戯施設で遊ぼうってことになった。

 なので、さっさと帰ろうとしたんだけど……


「オウオウ、兄ちゃん、いい女連れてるやないか」


 服装店から出て人のいる場所まで戻ってきたところで不良君に絡まれた。

 たまに絡まれイベントがあるらしくて、戦って勝つかお金出して見逃してもらうかのイベントらしい。

 ちなみに、戦った場合、運が悪いと上位組織が追加で来るらしい。


 とりあえず交渉を、と思った瞬間にはマイネさんとレイレイさんが寄ってきた不良君をワンパン撃破。

 崩れ落ちる不良君たちにまだやる? とマンホール振り回して威嚇。

 すると、嫌な音が周囲から響きだす。

 ブオンブオン、バイクを吹かす音と共に、俺たちの周囲に徐々に集まってくる不良の群れ。


「ありゃー、ヒロキンさんのせいでまた巻き込まれたんじゃない?」


「失敬な。俺は交渉で金渡してさっさと解決しようとしたんだぜ。むしろマイネさんが巻き込んだんでしょ」


「あー、そういうこと言う!? 絶対ヒロキンさんだって」


「ど、どうでもいいですから、それよりこれどうすんですか!? 100人くらいに増えてますよ」


 いかつい顔の特攻服たちが手に手にバットやチェーンを持って威嚇してくる。

 なんでこんなに集まってくんの? 虐めかな?

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― 新着の感想 ―
[一言] あの2人は交渉をする事が出来ない脳筋だからな……巻き込まれるのは必然か……
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