207.アイテムを仕分けよう
ん?
アイテムの中にバスケットボールとゴールポストあるな。コレ、遊戯室に取りつけちゃうか。
これもう一つあればバスケの試合とか出来るけど、一つだけだから一人でシュート練習する位はできるかも。
さてとりあえず一つ一つ仕分けするか。
まずは分かる奴から。
装備品のカテゴリにテケテケの鎌とセーラー服(上着)と水着だな。もう使わないだろうけど耳栓もここに入れとくか。
え? スカートとか靴も装備品だろって? ハナコさんの私物だぞ、トロフィールーム行きに決まってんだろ! 祭壇作って一番豪奢に祭っておこう。
ハナコさん人形とハナコさん人形も同等で。
同じくトロフィールーム行きは普通小学校七巡り達成者トロフィーとデスゲームキャラクター人形セットとデスゲーム遊園地Ver記念メダルもおいておくか。使ったりはしないだろうし。
コトリさんに聞いてみたけど要らないって言われた呪われた毛髪は封印指定。
ベーヒアルは虫のカテゴリ。
解放の呪宝とピエロドローンは使うかもしれないからとりあえず貴重品行きかな。
赤の鍵……デスゲームの人形セット買った時に貰ったヤツだけど、恐らくあんなセット買う奴俺だけだろうし、実質俺専用のアイテムだよな。何だろうコレ?
名前:赤の鍵
特性:鍵 とある扉を開く鍵
説明:赤、青、黄、緑、四つの鍵がその扉を開く。
説明が意味不明過ぎる。
ただ、あと三つ集めないと扉は開けないそうだ。
とりあえず、貴重品に置いとこう。トロフィールームに置いとくべきじゃなさそうだしアイテムボックスに入れとけばその内必要になるだろ。
後残ってるのは……オニグモか、これ虫じゃないんだよな。
じゃあなんだろうか? とりあえずスレイさんに渡して研究して貰うべきか?
なんか逃げだしてヤバいことになりそうだし、一先ずは虫じゃない生物として新しくカテゴライズするか。
名前:鬼蜘蛛の足
特性:素材 武器防具等の素材として使える。
説明:オニグモの鋭い足。貫き系武具に+効果。
名前:鬼蜘蛛糸
特性:素材 武器防具等の素材として使える。
説明:オニグモの吐く強靭な糸。防刃系防具に+効果。
とりあえずこれも新カテゴリ作ってしまおう。名称はまんま素材でいいだろ。
あ、と、は……デスメダル×9999とデスゲーム招待状か。
デスメダルは俺じゃなくてアイネさんが稼ぎ過ぎたせいで余ってしまったのだ。
というか、マックスで9999か。なんでこれ以上増えなんだろうか?
普通にもっと手に入りそうなんだけどなぁ。まぁあってももう使わないだろうから貴重品の中に放り込んどこうか。
最後はデスゲーム招待状だな。
名前:デスゲーム招待状
特性:貴重品 必ず招待されます。
説明:遊園地でのデスゲームご参加、そしてクリアおめでとうございます。貴方様の生存率の高さを鑑み、我々デスゲーム制作委員会一同は新たなるデスゲームへの招待をさせていただくことを決定いたしました。
付きましては次のデスゲーム先が決まり次第お迎えに上がりますので楽しみにお待ちください。
うをい!?
一番やべぇーアイテムきちゃってるじゃん。
マイネさーん、未知なるモノさーん。
「どうしたのヒロキンさん?」
「んあ? どうした? そろそろログアウトしようと思ったんだが」
「二人ともデスゲームの招待状届いてる?」
「ん? あー、こいつか?」
「うわっ!? ほんとだ。なんでこんなの来てんの!?」
二人とも気付いてなかっただけでやっぱり来てたのか。
ついでに電話を使ってタツキ君にも尋ねてみる。うん? 貰ってない?
「タツキチームが貰ってなくて俺達三人が貰ってる……あの塔クリアしたからか」
「うぇー、私パス、もうデスゲームしたくないです」
「いや、これは強制だろ。めんどくせぇ」
二人とも嫌そうにアイテムを確認している。
クソ、まさかデスゲームの委員会共にターゲッティングされるとは。
「はぁ、まぁいいや。一先ず帰るわ。一度寝てから考える」
「私もー、なんかどっと疲れた」
と、二人がログアウトして行く。
はぁ、まぁ貰っちまったもんは仕方ないか。
一応他のメンバーにも聞いてみたけど、どうやらこのメッセージ貰うのはプレイヤーだけのようだ。
まぁ、しばらくは放置でいいだろう。この文面からすれば次のデスゲームが用意されるまでしばらく掛かるみたいだし。
なんか、忘れた頃に巻き込まれそうではあるけれど。
とりあえず、今回は疲れた。遊び疲れるはずだったのに別な意味で疲れたし、さっさとログアウトして寝よう。
デスゲームの動画は結構モザイク必要だし、運営さんと協議しながら作成しないとなぁ。
寝た後は動画編集から始めるか。




