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Slave Of The One-Eyes  作者: 軍団長マッスル
第五章 覚醒無垢の簒奪者
52/113

即興型対異種迎撃作戦完成の目処

「本作戦において、守って欲しい重要な項目が3つほど」

「どーぞ」


事務所内で形式だけの作戦会議が始まる。筋肉ゴリラの指示のもと、一応エスカと、本描かれたら絶対R-18の恥辱物しか描かれなそうな奴も付いて来た。


「1つ、最大限被害を減らせ。コレを先ずは徹底しろ。死ぬ事なんて持っての他だ。味方の動き、敵の思考、周囲の環境。戦場ってのは全て他種依存。質問は」

「使えない奴は盾にし――」

「2つ、必ず成果は上げろ。巧くいかなかった場合、俺達全員処罰対象だ。だがもし、奴がここに入り込んだとしたら、その時点で全員死ぬ。分かったか?質問は」


あれー?俺っちもしかして無視されてませんかねヤダー。まぁ良いだろう、ちょこっと熱が入って聞こえてないだけかも知れないし。


「助かりたいなら、どっちみち助けないと駄目か」

「そう言う事だ、リスクも無しに生き残ろうなんて下衆な考えを持ってたらさっさと出てこい。今すぐ俺が叩き直してやる」

「さっきの質問答えて下――」

「最後だ、よく聞け」


お前質問しろって言ったよな、質問してるよな、答えやがれやグラサン掛けたロリコン世紀末ゴリラ。テメェのサングラスピンク色に染め上げんぞ。そんなだから年齢=彼女居ない歴なんだよいつまで経っても。大体あんなゴミ屋敷に住める精神してるんだったらゴキ○リ○イホ○確認くらいしてくれたって良くない?それと事務所にまで薄い本持って来るのを止めろ俺が疑われる。もう何言ってるのか分かんねぇと思うが俺も何言ってるのか分かんねぇ。


「どうした凛、そんなに怒り心頭で」

「嘲笑うんじゃねぇクソゴリr――」


ねぇ、確かにキレさせたのは謝るけどさ、いきなり掌底打ち上げは酷くない?少なくとも今の結構痛いよ?多分舌噛んだよ?


「最後まで俺の言う事に従え。全員に決定権があるようじゃ、緊急時絶対混乱する。良いな?返事は」

「「「やだ」」」


物凄く綺麗に揃った拒否。バラバラに拒否られるよりも揃えて言われる方が堪えそう。多分心にヒビ入ってる。知ったこっちゃねぇけど。


「何で武藤に従わなきゃいけないのさ」

「先ずこの手錠先に外してから物頼んで」

「ざまぁみやがれロリコン親父」

「俺は親父じゃねぇ!18だっつうの!」


因みにこの国の成人年齢は13歳なので、中学上がったら即軍事投入出来ます。いやはや、便利になったもんだね。え?まだ13じゃない?細かい事は良いんだよ別に。


「本作戦はENFORCERの奪取、即刻JOKERとの戦闘をさせる事。そして撃退、または捕縛までの補助が目的だ。戦闘が始まった後は、各自の判断に任せる。

先ず襲来直後、戦線を離脱。地下制御室を占領、全防犯カメラの停止と、その他防犯機能を開放。北東階段を使い、5階談話室の窓から凛が上へ登る。と同時に、エスカ、ノヴァが障壁を起動。JOKERを基地ごとごと閉じ込める。

俺は地下制御室で電波妨害をした後、凛の邪魔をする()()共を全員叩きのめす。ENFORCERが戦闘を始めたのを確認したら、各自バックアップ、並びに民間人の保護を最優先。…それでもキツそうなら全員叩き起こして総特攻を行う。異論は認めん、解散ッ!!」


緊急戦闘―20分前―

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