3:集団お見合い・7
やっと、集団お見合いです。
どちらかと言えば、婚活パーティーですが。
そして4/1の更新が間に合わないで、すみません。
そんなこんなで、新婚夫婦のようなお父様に喝を入れて、先ずはお父様の伝手を頼って、未婚の男女を我が家にお招きする事にした。と言っても、一応これでも我が家は上位貴族。誰彼構わずお招きして良いわけではなくて、そこはきちんと招待状持参の方に限った。それも夜会ではなく、お茶会として。男女問わず仕事に邁進する風潮があるこの国は、日本人みたいだなぁなんて親近感が湧くけれど。
仕事と趣味に没頭して恋愛も結婚も無いところまで日本人っぽくなくて良くない? とも思う。まぁだからこそ、この企画なんだけど。そうして集まった方達には、我が家の庭園のお披露目会と称した上で、更には男女を問わず、友人を増やして欲しいので、無礼講にした。
いきなりお見合いだの何だのって言ってもね。
ぶっちゃけた話、大きなお世話。
って言われてしまえばそれまでじゃない? だから先ずは親しい異性の友人達を作る事が先かな、と。敢えて主旨は説明しなかった。
それが功を奏するか。
そんなの蓋を開けてみないと分からないけどね。この国の恋愛事情をお母様に聞いてみたら、随分緩いんだわ。7〜8年片想いとか普通みたい。皆、寿命が長い所為か恋愛ものんびり。政略も恋愛も問わず結婚も焦らない。だから、正直、この企画も成功するとは思えない。
でも、行動する前から可能性を排除しても仕方ないし。
それより、可能性が少しでも有るなら……と企画した。人数は、男性が30人程。女性はその半数程。男女比に差が有るのも構わない。先ずはこの中から1組でも結婚に繋がれば良いけど、取り敢えず、手探りだからね。異性の友人が出来る、程度で良いと思うんだなぁ。
お父様には、どうせなら色々な人と話して人材確保しておけば? と伝えてある。私の仕事の様子を見ながら、一石二鳥だろう。お母様? 相変わらずベッドの住人ですが、何か?
次話は8日……に更新出来れば良いよねぇ。という他人事。




