海賊の見た夢
それは海賊家業をしている彼らには日常茶飯事。船長とその右腕があるお宝を探しに数名の部下を連れて島へ降りた。探索も終盤に差し掛かった頃、セイレーンの歌声に船長と右腕が眠りについてしまった。船医に言わせれば三日も眠ってたっぷり悪夢を見れば自然と目覚める、とあっけらかんとしていた。島で探していた希少な花は見つけて採取したからと、海賊は暢気に目標達成を祝う歌を歌いながら、船長とその右腕を船に収容して島を離れていった。
セイレーンの歌声にうっかり耳を傾けてしまったが為に、深い眠りの呪いに掛かってしまう。新米海賊なら一度は通る道だし、時々熟練の海賊でも失敗したりする。
猿も木から落ちる、海賊の潮流れとか、なんとか。
何度か味わった事のある不快感を伴った眠り。半分覚醒しているような、眠りに落ちる手前みたいなフワフワした感覚。ああ、セイレーンの歌を聴いてしまったんだな、と頭を抱えたくなる。酒を飲み過ぎて二日酔いになりながら後悔するのに似ている。手慣れた仕事を一手ミスした悔しさ。
けれどこうなってしまった以上はこの悪夢を一頻り見終わるまで耐えるしかない。セイレーンは人の命までは奪わない。ただ自分たちが守る宝に手を出した不届き者にキツい罰を与えるだけだ。トラウマを抉る、精神的な罰を。
不意に自分を追い越して走っていく女の後ろ姿にハッとした。エリー!声が上げられるはずもないが、彼女の名を呼ぶ。
いつもならココで、エリーは俺の声を聞かずに走り去る……のだが、今日の悪夢は違った。
笑って振り返った彼女が、ラース、と俺を呼ぶ。いつか聞いた女の声が、嬉しそうに笑う女の声が響く。キャプテン・ラース。俺を呼ぶ声がする。愛しい声が響く。笑う女が腕を広げている。いつもなら俺を置いて行ってしまう女がそこに立っている。笑みを湛えて待っている。俺を、俺を待っている!
走った。ただ彼女を抱きしめた。ああ、エリー。愛しているよ。美しい君。優しい微笑み、崇高な精神、静謐なその佇まい。全てが美しい、愛しいエリー。その体を腕に収めて、俺は彼女をただ抱きしめる。温もりはない。だって俺か殺してしまったのだから。美しいエリー。骸骨になってもお前は美しい。俺が未来永劫、お前を愛し続けるから安心してくれ。美しいエリー。俺のエリー。俺の全て。
ワルツを踊るようにエリーを抱きしめてステップを踏む足が、突然もつれた。いや、無くなったんだ。俺の左足が、ボム、と言う音と共に無くなってしまった。もちろん多々良を踏む足も無いんだから、俺はエリーを抱いたまま派手にすっ転んだ。同時にまたボム、と音がして、今度は右足の感覚も無くなってしまった。カシャーンと硝子の割れるような涼しげな音をたててエリーが砕け散ってしまった。俺の手元に残ったのは、エリーの頭蓋骨だけ。
一体何が、と思った途端。俺の後ろから男が一人、俺を追い抜いて歩いていく。腕で上半身を支えて見上げた後ろ姿を知っている。やたらと高いヒールのブーツ。紺のコート、紺の帽子。航海士のようなシルエットの男は、ゆっくりと振り返って手の赤い鞭を振るった。ボボム、と音がして体を支えていた腕が無くなった。四肢を失った俺はただゴロリと芋虫みたいに転がるしかなかった。
畜生、お前も俺の船が目当てで、俺の首を狙っていたって訳かメーヴォ!
ガシャンと派手な音を立ててエリーの頭蓋骨が爆散した瞬間に、腹の底から怒りがこみ上げてきた。その喉を噛みきって道連れにしてやる。フーッと猫の威嚇のように睨み付けた先で、男が泣いていた。メーヴォが泣いてる。泣きながら俺に攻撃している。
何だよ。何だよそりゃ!お前、このラース=フェルディナンド=ヴィカーリオを殺るってんだぞ?何で泣いてんだよメーヴォ!知らねぇだろうが、お前人を殺る時すげぇいい顔してんだぜ?俺な、殺るって時のお前の顔すげぇ好きなんだぜ?なのに、何で泣いてんだよ!この俺を殺るって時に、何で泣いてんだよ!笑えって!いつもみたいに、いつも人を殺る時みたいに、楽しそうに笑えって!何で、笑わないんだよ、馬鹿野郎。俺はお前に笑って殺されるなら本望だってのによ。
溢れる涙を拭おうともせず、はらはらと涙を流すお前何てちっとも想像出来ない。
そりゃそうだ。
これは、セイレーンの悪夢なんだから。
バチッと開いた瞼が火花を散らした。じったりと汗ばんだ体が重くだるい。
「やあラース、目が覚めましたか」
副船長エトワールの少し嫌みったらしい顔がコチラを覗き込んできてイラッとするが、自分の失態に言い返せないのも事実だ。
「エトワール、俺は何日寝てた?」
「三日かな。今回は少し長かったな」
「……なあ、俺また寝言でなんか言ってたか?」
この質問を投げかけた途端の副船長エトワールの顔を見たか?またお前を釣るための餌を私は確保しましたよ、とでも言いたそうなにんまり顔。
「新しい悪夢でも見たんでしょう?大丈夫、私とマルトさんくらいしか聞いてません」
私たちが交代で看てましたから、と言われてほっとする一方で、やはり己の失態を悔いた。
「メーヴォさんに随分ご執心のようで」
あぁーやっぱりか。
「今までエリーの名前しか口にしなかったのに、今回は後半からメーヴォさんを呼び続けてましたよ」
「……だろうな。で、そのメーヴォはどうした?もう起きてるか?」
「それですが、彼ってこの船に乗るまではずっと技術者であの街にいたんですよね?」
「あ?まあ、そうだろうな」
「って事は、彼はセイレーンの洗礼は初めてですよね」
「……だな。長引いてるのか?」
「そうですね、実はまだ全然起きる気配がありません」
三日間飲まず食わずで眠り続けてだるい体に水だけ流し込み、横のベッドで寝ていたメーヴォに目をやった。
死体のようにピクリとも動かず、薄い呼吸音に合わせ僅かに上下する胸の動きに、ようやくまだ生きている事を確認できる。
「三日過ぎでこれかよ。大丈夫か?」
「正直、手を打たないと危険かもしれませんよ」
セイレーンの悪夢は、最初に人を安心させてから落としていく。深い眠りは安心している夢の暗示だ。辛い夢に変われば呼吸が荒くなったりする。そうすれば後は目覚めるのを待つだけだ。
だが、悪夢が時として良い夢に変わる事がある。抵抗する気がなく、その夢の悪い結末を受け入れてしまうと、目覚めずに衰弱死する。そのデッドラインが四日。死の四日目。蒼林あたりの国じゃ四は死に通ずると言うらしいが、飲まず食わずで眠り続けるんだから流石に四日はやばい頃合いなんだろう。
「気張れよメーヴォ。これが乗り越えられなかったら、海賊勤まらねぇぞ」
「……ホント、随分入れ込んだね。供物に祈りでも捧げるんですか」
「うるせぇよ」
「貴方は変わりましたよ」
エトワールの溜息にも似た一言を背に、俺はペコペコの腹に飯を詰め込むために医務室を後にした。
それが何か分からない。ただ漠然とそれが僕を包んでいた。とろりと質量を持った霧のようにも、どろりと重い沼の水のようにも感じた。不快感もあるが、強烈な嫌悪は感じない。
僕の背をぽんと叩き、一人の男が僕を追い越した。深い森の木漏れ日を思わせる淡い緑の髪を風になびかせた男。そうだ、このとろりとした空気は潮風だ。僕は今、船の上にいる。この男、ラースの船にいるんだ。僕は海賊になったんだ。親の言う技術者としてのしがらみを断ち切って、ラースの手を取って、僕は自由になったんだ。
大海原を行く船の揺れの心地よさ、風を切って進む帆船の勇ましさ。潮風の不快感に慣れた頃、遠く見渡す限り続く海の雄大さを知った。目的のための手段を問わない海賊のやり方は僕の性にも合った。奪い、殺し、欲しいままに金品も命も手にする。力こそ全て。僕の望んだ世界。彼と共に往く世界。
先を行くラースから振り返って足を止めた。いつものように豪快に笑った彼が、不意にその笑顔を悲しげに歪めた。彼の手が、その銃を手にする。そして、自身の右のこめかみを、撃った。
同時に僕の左側頭部にガツンと衝撃が走り、パキンと硬質な何かが割れる音がした。微かに、あるじさま、と声がした。僕とラースは鏡写しのように同じ方向に倒れた。長い緑の髪がたなびいて、まるで尾を引く彗星のように彼の姿が海に消える。同じように僕も海に落ちた。がぼん、と水面が大きな口を開けて僕を飲み込む。動かない体が水に包まれて静かに沈んでいく。流れる血がまるで水中花のように咲き誇り、キラキラと砕け散った鉄鳥の羽が光を反射する。そんな中、僕の視界の端に揺らめく緑の髪が見える。ああ、ラース。流石魔弾の二つ名を冠した男だ。一発で僕まで葬ろうなんて、流石とした言いようがないよ。
僕が裏切る可能性をアンタは見抜いていたって所だろうな。だけど何故、何故アンタまで命を絶つ必要があった。何故だ。誰よりも海賊として名を上げようとしていたアンタが。誰よりも生きる事にずる賢かったアンタが。どうして、どうして自ら命を絶った。
ごつん、と深い深い水底に僕らは沈んだ。ああ、何だそう言う事か。見ろ、彼の船が、エリザベート号が沈んでいく。船だけじゃない。みんな、船医マルトも情報屋レヴも、副船長エトワールも、クラーガ隊も、みんな、みんな、沈んで逝くじゃないか。
僕らの航海は、終わったのか。
四日目の朝を迎えて落ち着かない腹を抱えて甲板に出れば、曇りがちな空の下、清掃部隊の異名を持つクラーガ隊の十名が、一斉に甲板磨きに走り回っていた。こんな時にまで掃除とか、本当にお前ら変わったなぁ。つい三ヶ月も前までは甲板には酒瓶やら何やらが散乱していたって言うのに、今じゃコイツらに船長も掃除してください!とか言われる始末だ。変われば変わるもんだ。
ふ、と。一抹の口寂しさを覚えた。メーヴォが船に乗ってからと言うもの、体に良くない喫煙や気分の良くなる煙草なんかはメーヴォが量を減らすようにと厳しく目を光らせていた。わざわざ寿命を縮めてどうするんだ!それが最近のメーヴォの口癖だった。
口寂しさを誤魔化す為に、ポケットの中に入れておいたハーブの飴を口に入れる。船医マルトと料理長ジョンのお手製禁煙用飴で、喫煙を勧められた船員全員に配られた。コロコロと口の中でそれを転がしながら、俺自身も変わるもんだな、と内心で苦笑した。
「船長!メーヴォさんの脈拍が落ちてます!」
「来ちまったか四日目が!」
マルトが甲板に声を響かせたのを合図に、ガリンと口の中の飴を噛み砕いて飲み込んだ。甲板にいた俺とクラーガ隊の奴らまでドタバタと医務室に駆け込んだ。
血の気の引いた顔のメーヴォが、相変わらず死体みたいに微動だにせず眠っている。その呼吸がずっと弱々しくなっている。
「心臓マッサージする。医者は脈を診てくれ。おい、クラーガ隊。お前らは全員メーヴォに話しかけろ」
メーヴォのシャツの胸元を開けて、リズムよく強く押す。
「メーヴォさん、アンタがこの船に乗ってきて、掃除するぞってオレを指名してから、船での生活がずっとずっと楽しくなったんだ。掃除って楽しいな。またメーヴォさんと船の中をピカピカにしたいんですよ!」
「おれは、おれはメーヴォさんみたいな技術者になりたいんだ!銃の掃除したり、組み立てたりするのすごく楽しいんだ。もっともっと、色んな技術を教わりたいんだ!」
「セイレーンの悪夢なんか早く爆破しちまえってんだ!あんたの爆破は凄く綺麗だぜ!」
「メーヴォさん!」
「隊長!」
セイレーンの悪夢に深く陥った時の対処法は、ひたすら語り掛ける事だけだ。生命維持をしつつ、兎に角それが夢で、お前を待っている人間が夢の外にいるんだと気付かせなければならない。メーヴォの枕元で鉄鳥の奴も頻りにチカチカ点滅しているから、必死に呼びかけているんだろう。
神にも供物にも祈ってられない。ただ、今はセイレーンの呪いから、メーヴォを呼び戻すしかない。
「おいメーヴォ!俺の船に乗ってこんな事でくたばるんじゃねぇ!魔法の水もまだ拝んじゃいねぇだろ。例の技術書だって解読しきってねぇだろ?おい、さっさと起きろ!」
海底を流れる潮の音しかしない。魚すらいない、深い深い冷たい海の底。船も、仲間も、共に往こうと決めた船長も、みんなこの海に沈んだ。手足の感覚がない。僕の息は細く細く、小さな気泡だけを海面に届けている。
全て無くなった。大海原を行く帆船も、甲板で楽しく騒ぐ仲間も、静かに付き従ってくれた使い魔も、命を拾ってくれた男も、全てが海に沈んだ。僕は何も遺す事が出来なかった。けれどもう手遅れだ。悔しい。こんなにも悔しい。溢れる涙が海水に溶けて、そこだけ熱い。
なんて、なんて馬鹿げた最期だ。
『メーヴォさん!』
僕の名を呼ぶ人など、もうこの世にはいない。だって両親も幼なじみも知人も、みんな僕がこの手で殺して来た。
『隊長!』
みんな沈んでしまった。
『あるじ様!あるじ様、これは悪い夢でございます!起きて、起きてくださいまし!』
悪い夢なら、ずっと見続けてきた。技術は平和のために、文明の発達のために、みんなの為に使うものなのだと説き続けた両親の言葉は、毎日見る悪夢だ。
『メーヴォ!起きろ馬鹿!』
ラース……?
どぼん、と水音がする。水面に大きな泡の塊が見える。深い森の木漏れ日が揺らめく。さっき一緒に沈んだはずの男が、水面から必死に潜水してくる。
『お前がいなかったら、誰が俺の銃の整備をするってんだ!やっと手に入れた鍵だぞお前は。勝手に、死ぬんじゃねぇよメーヴォ!』
胸が苦しい。水圧がかかるような圧迫感に、胸が押し潰される。僕を呼ぶ声がする。呼吸を忘れかけた肺に押し込まれる空気の圧迫感で、苦しい。
もがく様に水の中を降りて来るラースが手を伸ばす。
……ああ、助けてくれ。僕は、まだ死にたくない!ラース!
「ぶっふぁあ!」
長い長い潜水から水面に上がって来れたような声を上げて、メーヴォが大きく息をした。同時に目が覚めたのか、元から大きい目を更に大きくして天井を凝視している。これでもう大丈夫だ。医務室にいた全員が歓声を上げていた。
「よう、今度は眠り姫だったな。寝起きの気分はどうだ?」
「……僕は、いったい」
「状況が把握し切れてないか。お前はセイレーンの歌声を聞いて眠っちまってたんだ」
「セイレーンの……じゃあ、全部……夢だったのか」
「長い悪夢だったな。死にかけてたぜ」
「全部、夢……そうか、夢だったのか」
はぁ、と溜息を吐いた途端、ボロボロとメーヴォの目から涙が溢れだしてコッチがギョッとした。
「えっ、泣くほど怖い夢でも見てたの?」
「……いや、夢だったと、安心したら……すまない」
緊張の線が切れたみたいな感じかよ。あーあー、なんだ。俺は俺であんな夢見た後だから、コイツの泣き顔は複雑なんだよったくよぉ……。
メーヴォの掛けていた毛布を頭からかけてやり、医務室にいる船員たちに声高らかに告げる。
「よぉしお前ら、メーヴォが無事にセイレーンの悪夢を克服した記念だ!絶食しててろくに食えないメーヴォに見せつけるぞ!」
酒盛りだ!と宣言すれば船員たちは歓声を上げて医務室から出ていく。口々にメーヴォさんおかえり、おはよう、と口にしながら。
「と言う事で、俺たちは酒盛りすっからよ!お前も空きっ腹に酒入れに来いよ!」
そう言い残して、俺も医務室を後にした。
衰弱した胃に固形物はやめた方がいいと船医に進められ、スープで煮溶かしたパンを食べて、体力が回復するまで安静にとベッドで再び横になった。泣きはらした目元は赤く腫れてヒリヒリしたが、久しぶりに泣いて何故かすっきりした。
毛布に隠れて泣いている間、独り言だからとエトワール副船長が話をしてくれた。僕と同じようにセイレーンの歌声を聞いてしまったラースの事、僕が眠っている間、そして衰弱死しかけた際にラースが必死に呼びかけていた事。そして、クラーガ隊の面子も皆、君を慕っているから大事にしてやってくれ、とも。
目覚めた翌日。清々しい程燦々と昇る朝日の中、本当に酒盛りをやらかした船員たちが甲板で雑魚寝していた。船首に近い場所で横になっていたラースの毛布を掛け直しつつ、小さく礼を述べる。
「迷惑をかけたな」
「んんー……どういたしまして」
「起きてたのか」
「まあ、気配にはそれなりに気付く方なんで?」
「そうか。なら、二度寝ついでに聞いてくれ」
「んんー……」
薄目を開けて、半分眠りかけているラースに、独り言を呟くように僕は問う。
「アンタは僕の事を『鍵』だと言ったな?アレはどう言う意味だ。僕の聞き間違いだったなら、そのまま寝てくれていい」
夢の中のラースが言った言葉か、現実に語り掛けられていた言葉なのか、漠然として判別は付かなかったが、その真意を聞きたかった。
「……そのまんまだ。お前をあの処刑場で手に入れてから、いい風が吹くようになった。お前は俺の前に立ち塞がっていた扉を開ける鍵だった」
お前は埋もれた宝の鍵だったんだよ、と言ったラースはごろりと寝返りを打って背を向けてしまった。
「そうか。ありがとう、それが聞けて良かった」
「やめろよ、調子狂うわ……」
「お前には助けられてばかりだな」
「だから言ってんだろ。お前は宝の鍵で、今それを手放す訳にはいかねぇんだよ」
「お前の役に立てるように、精進するよ。ここまで全部、僕の寝言だ」
おやすみ、と言い残して、僕はその場を立った。
一度船内に戻ってきっちりと身支度を整え、僕は調理場で借りたフライパンを片手に再び甲板に立つ。
「お前ら起きろぉぉぉ!」
高らかに鳴り響いたフライパン号令に、ヴィカーリオ海賊団の朝が始まった。
おわり