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第4話 近すぎる存在
再び、クレアと力を試す。
繋がる。
温かい。
安心する。
「すごいよ、この力」
クレアが笑う。
その笑顔に、救われる。
——そのとき。
『いいよね』
声が響く。
「……出てくるな」
『見てるだけだよ』
「どこまでだ」
『全部』
血の気が引く。
『君のことも』
『あの子のことも』
『全部』
「……やめろ」
『でもさ』
声が歪む。
『壊したらどうなるか、気にならない?』
「黙れ」
『守れるならいいけど』
その言葉に、何も言えなくなる。
——こいつは。
ずっと近くにいる。




