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物流の神アイテムは異世界でも使えるのか?

2020年10月30日投稿のやつそのまま。

私はこの世に段ボールをもたらす者、物流の神である。

段ボールの製造方法を通販三昧の記憶と共にこの世界に顕現したのだ。


すでにこの世には"紙"が生産されており、羊皮紙はすでに時代遅れとなっている。

だが、しかしだ。

物流には馬車に木箱という前時代的な方法がそのまま残っている。


これを軽くて丈夫な段ボールへと移行させれば使い捨てによる衛生面の改善、

木箱を減らすことにより伐採量を減らす環境保護、

箱型に展開するまで倉庫を圧迫されることがない利便性。

そして何より独占生産できる私の店の価値は飛躍的に高まる!

「変なこと言ってる間に手を動かしてくださいよ。」

「そうそう、段ボールシート(それ)のせいで借金抱えてるんスから。」

黙らっしゃい!


「そりゃ箱型にしなけりゃ場所取らないし、見た目の割に頑丈ですよ?」

そうだろう?


「でも、段ボールシート(これ)一枚作るのにどれだけ掛かってるんスか。」

そりゃ、板紙2つと中芯用の波紙1つの組み合わせの妙だ。

それに箱型となるよう切って、端を強力な接着剤でつけるとだな…


「どうやって組み立てるかじゃなくてコストの話してるんスよ。」

「第一、材料確保の時点で木箱1個分以上の金使ってるじゃないですか。」

うっ…


「それに馬車の幌なんて穴だらけなんですよ?

濡れたらすぐヘタるなんて木箱以下じゃないスか。」

「再利用が可能な木箱の方がはるかに使い勝手いいんだから

段ボールなんて道楽やめて仕事してくださいよー」

くっ。異世界物流の未来はまだ遠いな…


馬車に合わせた規格化したパレットとかだったら使えたのかもしれないけどねぇ

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