表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 出会い

もるもっとです。初作品です。

「好きです!付き合っー」

「ごめんなさい」

こうして、俺の中学の春は終わった。


時は過ぎ中学を卒業し、俺は高校生になった。

今日は入学式。今日から通うこの高校の偏差値は中の上くらいで内装も綺麗、家から歩いて20分程の場所にある。我ながら良い高校に入れたなと自画自賛したいくらいだ。

そして俺は遅刻しそうになっていた。

(やばいやばい入学式から遅刻とかシャレにならん!)

俺は道を間違えないように無我夢中で走っていた。

その時、

「うわっ!」

「わっ!」

曲がり角で人とぶつかってしまった。

こういう時、二次元なら食パンをくわえた美少女がいて、その子が同じ高校であの時の!ってなるのだろうがここは三次元。淡い期待を捨て急いで起き上がり

「あ、す、すみません!」

と素早く一言。すると、

「い、いへ!ほひらほへんほうふふいへ!」

そこにいたのはまさかの黒髪ロングの清楚系美少女。しかも口には食パン。

まるで絵にかいたようなベタな展開に思わず数フレーム固まる。

だが今日は遅刻も危ういので先を急ぐ。

「本当にすみません!急いでいるのでこれで失礼します!」

我ながら割と最低だと思う。だがそれほど人と話すのが久しぶりで、ド緊張してしまうような相手だったからだ。

「あ、あの!」

俺は彼女の引き止める声に応じることはなく学校に向かった。


学校に着き、時計を見る。時刻は8時20分だった。

「思ったより余裕あったな…」

そう呟きながらまずは教室に向かう。

ガララララ…

教室のドアを開けると微かに集まる視線。その視線を特に気にすることなく自分の席へと向かった。

席は窓際の一番後ろ。お手本のような主人公席だ。

時間までは特にすることもないのでぼーっとしながら朝ぶつかってしまった人のことを考えていた。

(あんな典型的にラブコメ向いてる人っているんだなあ…それにしてもあの制服どこかで見たような…)

ガララララ…

そんなことを考えながら音のした方向に軽く視線を向ける。入ってきた人を見て目を疑った。

そこにいたのは、今朝ぶつかってしまった美少女だった。こんなベタなことあるんやな〜と思いつつ視線を外す。そういえばまだ隣の席が空いている。まさかなとは思いつつ一呼吸置く。そして数秒後、

「あ」

「あ」

まさかのというかほぼ想像通り。なんと隣の席に今朝

ぶつかってしまった美少女がいた。

(ちょっと気まずいな…)

そう思いつつ、今朝のことを謝ろうとしたら

「さ、先程は本当にすみませんでした…」

「い、いえ!こちらの方こそ申し訳なかったです。」

まさかの相手の方からの謝罪に驚いてしまい、日本語が変になってしまった。

そして気まずい空気が再度流れ出す。

数分後、担任の先生が入ってきて一言。

「入学式を行うので、生徒の皆さんは体育館に集まってください。」

その号令でクラスの人達は中学時代の友達同士で話しながら体育館に向かっていた中、俺は特に友達もいないのでのんびりと歩いていった。

改めましてもるもっとです。小説家になろうをあまり利用したことがなく戸惑いつつも何とか1000字程度ですが書くことが出来ました。まだまだ続けるつもりですので何卒。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ