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頭の中の胡桃を取り出してバターを作ります。まずは材料です。狂気1g。暇な時間10㎏。  作者: 絢郷水沙


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言えない

 A「おぅ! 久しぶりだな。みんな元気にしてたか!?」

 B「それなりにな」

 C「まあ、ね」


 A「いやあ、本当に久しぶりだな。色々聞きたいことがあるが、そうだな、まずはBのその右腕について聞きたい。なあ、それは一体どうしたんだよ」

 B「ああ、これか。これはだな――」


 B(言えない。走行中の車の窓から手を出したら風圧でおっぱいの感触が味わえると知ったから試してみたら事故って肘から先が千切れ落ちたなんて――絶対に言えない)


 B「これはまあ、仕事中にちょっとミスしてな。見た目はアレだけど、もう治ってるから痛みはない。それよりもCの方が車椅子って大丈夫なのか? その、両脚がないみたいなんだが」

 C「ああ、これね。これはその――」


 C(言えない。推しが結婚を発表したから自暴自棄になって駅で飛び込み自殺を図ったけど、結局は脚を失うだけで死ねなかったなんて――絶対に言えない)


 C「まあ、人生色々あるもんなんだよ。ていうか俺よりもAの方がヤバいだろ。どうしたんだよその体は」

 A「ああ、これね。まあ、その――」


 A(言えない。会社に遅刻しそうな時に限ってどっかのバカ客が駅で飛び込み自殺を図って電車が止まったから、仕方なく電車からタクシーに切り替えて待っていたら、これまたどっかのバカ運転手が車の窓から手を出しながら俺に突っ込んできて、マヌケにも轢かれて死んでしまったなんて――絶対に言えない」


 A「まあ、体は透けてるけどこれはこれで悪くはない」

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