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頭の中の胡桃を取り出してバターを作ります。まずは材料です。狂気1g。暇な時間10㎏。  作者: 絢郷水沙


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クリスマス

「父さん」

「なんだ」

「ぼく、クリスマスパーティーがしたいって言ったよね」

「ああ、聞いたさ。だからこうして準備をしたんじゃないか」

「クリスマスツリーは?」

「そこにあるだろう」

「もしかしてこの、柱に電飾を巻き付けたやつのことを言ってるの?」

「仕方ないじゃないか、うちは貧乏なんだから。クリスマスツリーってのは木を飾り付けたものだろう。この柱は木製だ。しかも大黒柱だぞ」

「屁理屈だよ。じゃあケーキは?」

「ちゃんと用意してあるぞ」

「もしかしてだけど、冷蔵庫に入っていたホットケーキ一枚のことを言ってるの?」

「それも仕方ないじゃないか。うちは貧乏なんだから。ホットケーキだってケーキって名前がついてるんだから、クリスマスに食べればそれはクリスマスケーキってものさ」

「じゃあ、クリスマスプレゼントは?」

「もちろん、用意してるよ」

「嘘だ。僕が壁にかけておいた靴下の中には何も入ってなかったよ」

「中には入れてないさ。ちゃんともう片方の靴下はお前の箪笥の中にしまってある」

「あの、別に靴下の片方を失くしたから、反対側を催促したわけじゃないんだよ。クリスマスプレゼントは靴下の中に入れるって習慣があるんだよ。だから壁にかけておいたの。知らないの?」

「仕方ないじゃないか。うちは貧乏なんだから」

「それは貧乏関係ないから」

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― 新着の感想 ―
懐かしや〜  ショーワの頃は“この手”のネタが極普通にテレビで流れてましたなー
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