三題小噺シリーズ 019 『高須クリニック』『中国拳法』『因数分解』
今回はゆる~いお話、
(^^)
あなたの周りにもこんな
情けないヤツはいませんか?
「…先輩、なぜ世の中は因数分解なのでしょうか??」
『なんだ?どういうこと??』
「だって世の中は二つに分解されてます。陰と陽、正と負、男と女…」
『…たしかに二つに分類される。けどそれが何??』
「そして勝ち組と負け組、、上位と下位に…」
『なるほど。たしかにお前はどこに行っても下位に分類されてるようだな。。』
「そうです。(;o;) 下位(解)に分けられんです。ボクは二つに分解されるのがイヤなんです。。」
『…だから因数分解か、(・ω・`)、ならば一緒に回答を考えるとするか、、』
「いんスか?^_^ 」
『ダジャレ言っとる場合か?(-_-) …』
とにかく…このままではダメだ。
(・ω・`)
なにせコイツは気弱だし見た目も悪いしやる気もない。
ではどうするか考えてみると…
『まずは話し方だ。断る勇気は必要でぞ。』
「…ノーと言える日本人、」
『しかしイエスも言えないとダメだ。』
「イエス、高須クリニック。^_^」
『…ふざけてる場合か、Σ(-᷅_-᷄๑)』
「けどボクは二分割はイヤなんです。だからイエスとノーに分けるのではなく変わりたいんです…」
『ならば見た目から変えるか。さっき出た高須クリニックに行ってみるとか。。』
「…それでボクは変われますか?」
『ああ。整形技術で勝ち組に変われるかもしれん。』
「そうなれば世紀の大転換ですが…そんな手術があるんですか??」
『…あるんでないの??男を女に変える手術もあるくらいだから、』
「はは、それは性器の大転換だ。。」
『だからふざけるなって…Σ(-᷅_-᷄๑)』
「けどボクは…外見じゃないと思うんです。変えたいのは中身かと。。」
…うーむ。(・ω・`)
たしかにそれは一理ある。。
ではならばどうやって中身を変える?
ここはやはり身体と心を鍛える修練をしてやるしかないかと…
「武術の訓練ですか?(・ω・`)」
『ああ。俺は中国拳法の心得が少々ある。臨時のコーチをしてやろう。』
「少々臨時って…少林寺??」
『ちゃう、Σ(-᷅_-᷄๑)、とりあえず太極拳を教えてやるから。。』
「けど…太極拳って陰陽に二分割する拳法ですよね。。」
『ならば別のにするか。(・ω・`)、まぁでも中国拳法そのものが種類も多く大きく二つに分かれてはいるが…』
「そうなんですか?」
『ああ。北派と南派に分かれる。太極拳も少林寺も北派なんだ。』
「だったら南派がいいな。(^。^) 厳しそうな北派より軟派そうな南派の方が…」
『…怒られるぞ、Σ(-᷅_-᷄๑)、南派は空手のルーツにもなった硬派な拳法だ。』
「そ…そんなのムリです、、」
『まったく。けどもう成果なしの空手で終わらせるわけにはいかん。鍛え直してやる!』
というわけで中国拳法で鍛えようとしたけど…
(・ω・`)
なんとも鍛え甲斐がない。。
人間は数学のように簡単には割り切れない。
やる気のない者を引き上げる答えはなかなか見つからなくて…
「…ムリでしたか、、」
『すまん、俺の力ではお前を下位から出せなかったようだ。。』
「…そんな。答えを教えて下さいよ。」
『ムリを言うな。お前自身が頑張らない限り…』
教える解(甲斐)なしだ。
お後がよろしいようで。
(^ω^)
なんとも締まらない噺になっちゃった。
(^^)
だから次回はちょっと刑事モノ。
『墾田永年私財法』『ディオキシリボ核酸』『ビットコイン』
の三題でいきます。