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たるみがうら・2  作者: ホワイトミルク
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どこか懐かしい机

完璧な場所は人間の手の届かない場所にあると思います。それは人間は皆んな不完全で人間が行ける場所は不完全というか人間一人でもいたらそこは不完全になる。つまり完璧ではなくなるからです。だから必然的に人間が届く場所は不完全な場所完璧な場所ではなくなります。

 日曜日は起きる時間を気にしなくていいため、日の光で自然に目を覚ますことができる。もし毎日この生活ができる環境ならこの国の平均寿命は100年伸びているだろう。医学がいくら進歩しても多分これには勝てない。と思いながら僕の日曜の朝が始まった。日曜の朝は気持ちがいいが問題はここからだ、日曜の昼夜を家でダラダラ過ごしてしまったら日曜日の終わりに後悔してしまうだろう。とりあえず後悔しないように外に出た。出たからといってやることもなくとりあえず貝塚市民図書館に向かった。貝塚市民図書館に着き、本を探していた。特に読む本は決まってない、本の良さはタイトルで決まると僕は思っているので、タイトルを見ながらピンとくる本を探していた。と探していたら、「この街は何かありそうで何もない」というタイトルの本を見つけた。結局何もないのにわざわざ小説にするのかと意味のわからない小説に僕は惹かれた。その本を持ったときメモが落ちた。そのメモには「ふと気づいたらたるみがうらにいた。そこは夢みたいなところだった。帰る方法がわからなかった、そこに住んでいる住民は人間ではないのかもしれない。私はこのたるみがうらという街を探索しようと思った。そういえば私は誰かと約束をしていたような、誰と・・・あれ、というか私はなんでこの街の名前を知っているんだ」と書いていた。誰かがこの小説の好きなところでも書いたのかと思いながらメモを見ていた。この机どこかで見たことがある。あれ、僕っていつ椅子に座ったんだっけ、気がつけば椅子に座っていて、どこか懐かしい古い机が僕の前にあった。

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