表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/255

婚約者と謁見の間(後)

短いです

「ユインスキーの息子以外にあの小瓶を触れらる者がおらぬのでな。()()()()()のも危険らしくてな、何も出来ぬのじゃ。」

私は妙に納得してしまった。さすが攻略対象者だと。

ただの情報通の攻略対象者にこんなオプション(おまけ)がつけられていたとは。

キャスター攻略ルートの出来事(イベント)だろうか?

そもそもキャスターに攻略の出来事(イベント)など必要なさそうたが、ゲーム状(ストーリー)では必要なのか?

「で、詫びに心当たりがあるか?」

「私の私室(へや)に盗みに入ったことでしょうか?」

それ以外の詫びられることが思いつかない

「何か盗まれたのか?」

「いえ、シャルを、ティアシャルドネを部屋から()()()()()としていたようです。」

彼女を動かせないように幾つもの魔道具を動かしてある。それがいつも二・三個解除されていた。

部屋全体にも結界の魔道具を張っていたのに、それは破られもせずに入られていた。

ひそひそと話す声が聞こえる。

「氷の棺を()()()()()としていたと?」

違う。あれは棺ではない。それに彼女はモノでもない。

「かの国は、美しい()を集めていたな。」

それも違う、彼女はまだ生きている。眠っているだけだ。

「レオンクラウド、分かっておる。そなたがティアシャルドネ嬢を助けようと手を尽くしておるのは。間者は、ティアシャルドネ嬢を狙っておったのだな。」

陛下まで顔を引き摺らせる必要はないのに。

失礼なことを言った者たちは、もう覚えていた。

「そのようです。部屋の結界は破られていませんでしたので、部屋に入室できる者に化けていたのでしょう。」

ソーリマの部屋に入ったとき近衛兵に化けていたように。

警戒していた影たちが気付けないとは相当の手練だ。

「色々見直さなければならぬな。」

陛下の言葉に頷く。

「詫びと言われましても私もそんな恐ろしい物をどうしてよいのか。」

このままだとずっとキャスターに預けることになるだろう。

すごく嫌がりそうだ。

「ユインスキーが、先代花守りを迎えに行っておる。()()()花守りであればどうにか出来るであろう。」

今は、それに期待するしかない。

それに続編(おとめゲーム)出来事(イベント)だとしたら、ヒロインはともかく他の攻略対象者たちも王宮に集まってくるかもしれない。

それはそれでまた何か出来事(イベント)が発生しそうな感じがする。

彼女が巻き込まれないように警備をしっかりしなければ。

それとも彼女を助けるために起こった出来事(イベント)なのか?

「レオンクラウドよ、千年樹の蜜とユインスキーの息子のことはそなたに任せる。」

ざわざわと部屋の中が騒がしくなる。

「そなたへの詫びの品だ。そなたが扱うのが道理であろう。」

これは、押し付けられた?

確かに私への詫びの品とはいえ、そんな恐ろしいモノを私一人に任すとは。

何かあったら、私の責任だけで済むからか?

それとも神帝の予見で王が約束されている私なら大丈夫だと?

陛下の思惑が分からない。

だが、私はこう答えるしかなかった。

「はっ、尽力いたします。」

満足そうに陛下が頷いた。

おぶらーと、とはどういうものなのかい?

はっきりモノを言うのではなく、遠回しにモノを言う?

そうではなくて、薬を飲むときにつかうオブラートだよ。

あれは、何で出来ているのだい?

デンプン?

それは、何?

じゃがいも?

芋、よく食事に出てくる芋だよね?

かたくりこ?

それは、何?

えっ、作ってみてくれる?

ありがとう。


誤字報告、ありがとうございますm(__)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ