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婚約者と青い光2

ヒロイン、寝てます。

次話で一旦区切りです。

問題だらけだけど。


『婚約者と青い光2』と『婚約者と従縛の騎士』の間の話、短編『婚約者とお茶会』を投稿済みです

「レオンクラウド様。」

 おや、どうでもいいヤツが来た。

 元公爵令嬢(マリークライス)は、部屋の惨状に言葉を失っていた。

 私は気にせず窓を開けに行く。

 血の匂いが凄いからね。

 こんな匂い嗅がせたら、彼女の可愛い鼻が曲がってしまう。

 窓のすぐ側に丸い魔道具を見つけた。

 場所を特定させない魔道具だ。

 見つけたからには壊しておく。

 私を探して護衛たちが来るはずだ。

 風を使って素早く部屋の換気を行う。

 元公爵令嬢(マリークライス)は何をしに来たのかな?

 邪魔をするなら容赦しないよ。

 今から彼女を楽しむのだから。

 私は、青い光に近づいた。

「レオンクラウド様、ダメです。それに触っては!」

 悲鳴に近い声で元公爵令嬢(マリークライス)が叫んでいるが、私は平気だからね。

 次男坊は痛い目に遭えって感じの目で見ているが、お前みたいにはならないよ。

 彼女の真っ正面に立つ。

 うん、目を瞑っていても彼女は可愛い。

 しばらく寝ていてね、こんな部屋見せたくないから。

 私は青い光の中に入り両手を伸ばした。

 息を飲んだ気配がしたが気にしない。

「シャル、迎えに来たよ。帰ろう。」

 彼女の瞼がピクリと動く。

「ヒロト?」

 囁くような小さな声。

 久しぶりに私の名を呼んでくれたね。

 私が教えた偽りの名前。

 君が呼ぶと本当の名前になるよ。

「そうだよ、帰ろう。」

 嬉しくて声が弾んでしまう。

「うん。」

 可愛い声で頷いて、彼女はゆっくり私の腕の中に降りてきた。

 お姫様抱っこして、しっかり抱き締める。

 片頬が赤いのが気になるけど、殴られたかな?

 服も少し破れている。

 次男坊は、やはりみじん切りだね。

「レオンクラウド様、それは、何ですの?」

 糸で体の自由を奪われた兄、次男坊の側に立ちながら、元公爵令嬢(マリークライス)が聞いてきた。

「″青き(ほむら)″、全てのモノを一瞬で燃やし尽くす炎の力だよ。」

 私が光から出ると、ゆっくり光は消えていった。

 蜘蛛が足で隣を指している。

 そうだね、こんな部屋に彼女を置いておけないね。

 死体がゴロゴロしているから。

 私は彼女を抱いたまま隣に移動した。

 ふと見ると、元公爵令嬢(マリークライス)は次男坊と一緒に糸でグルグル巻きにされ転がっていた。

 お付きの者たちは何処にいったのだろう。

 彼らも捕まえないといけない。

 段取りを考える。

 またしばらく忙しくなりそうだ。

 彼女に会えないじゃないか!

 壁際に置いてある椅子に座り膝に彼女を座らせた。

 暖かい体。

 額にそっと口づけを落とす。

 少し、二人だけの時間を楽しもうか。

 寝ている彼女にそっと囁いた。


 少しして、残念男(エドヴォルト)が辛そうな顔をして迎えにきた。

 こいつの従縛の魔法はまだ解けていない。

 魔法をかけた者は別にいる。

 無理矢理、命令に()を従わせる禁忌とされている魔法。

 無理な命令に心がついていかず、いずれ心が壊れてしまう。

 逆らっているから辛いのだろう。

 解く力は持っているはずだ。

 早く解いてしまえ。

 守るモノを間違っているのに、何故気付かない。

 残念男(エドヴォルト)には届かない。

 扉を開けた時、残念男(エドヴォルト)が剣呑な顔をしたのは、私が彼女と二人っきりだったからだ。

 うん、悪戯はしてないよ。

 ずっと、彼女の温もりを味わっていただけ。

 まあ、私の顔の近くに顔があるから、そういうことはしたけどね。

 軽くしかしていない。

 起きてこの惨状を見せたくないから。

 さて、彼女が起きたら、何故、元公爵令嬢(マリークライス)に付いていったのか聞かなくては。

 ラーシナカ家の者には、絶対近づかないように言ってあったのだから。

 さて、お仕置きは何にしようか?

 私の部屋に泊まりに来てくれる?

私の肩に頭を預けて眠る彼女。

可愛い。

こんなに近くに顔があるよ。

いいよね?寝てるし。

起きないでね、隣の部屋は、すごい状態だから。

起きたら、私も我慢できないから。

ここにベッドがないのが、助かった。

頭に、額に、頬に、鼻に、口づけを落とす。

唇は軽くだけ。

我慢出来なくなるから。



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