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とある異世界転移のはなし  作者: 匿名希望
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世界管理機構 管理部出納課

「おつかれさまー、初めてのお仕事だったけど終わって良かったねー。どうどう?問題なかった?」

「なんなんですかあれ、なんなんですかあれは」


ははは、涙目になってるよ、この子。

いやぁ、初々しいなぁ、自分もこうだったっけなぁ。もう覚えてないけど(笑


「あれが人間種だよー。棒読みだったねー、怖かった?緊張した?」

「ううぅ。。。」


「怖いって感情をこんなに早く体験できるのは貴重だからねー、良かったねー?昨日は問題なく読めてたって聞いてるから回数こなせば慣れるよー。慣れればあんなの怖くなくなるし、っていうかそうなってくれないと私が困るってことで、実務はここまで。今日はもうお仕事ひかえてないからマニュアル読んで、実際にやってみての質問とかあれば聞きに来るように。オーケー?」

「はいぃ。。。」


「まぁ、初めてのお仕事おつかれさまって事で、今日はあの世界の食べ物を奢ってあげるからしっかり頑張りなさいな」

「は、はいっ」





「さて、報告書ー報告書ーっと」


ここは、世界を管理する機構の出納課。

各世界を管理運営するための機関で、まぁなんていうかお役所だ。


世界をより良く運営するための仕入れや送り出しが主な業務であり、さっきのもそれの一つだ。


ま、ノルマはないし、期限案件も期限自体が調整できるのが多いしで楽な仕事だと思うし、あの子も早く慣れてくれればいいなー。

まぁ、棒読みで頑張ってるの見るのも楽しいけど(笑



「先輩、質問が。。。」

「んー?なにー?」


「今回、成功しましたけど、もし断られてたらどうなってたんでしょうか。。。」

「ん?マニュアルに書いてないっけ?」


「あ、いえ、、、おしえていただけないかと。。。」

「仕方ないなー、教えてあげましょう」

「ありがとうございます」


「今日の業務については、今回は注文によるものじゃないので補充業務となります。ここまでは大丈夫?」

「はい」


「断られた時は魂を元の世界の輪廻に戻さないといけないから、元の世界の管理者に送り状を付けて発送。でその報告書作れば終わり」

「わかりました」


「あと、成功した時は注文くるまでは魂を保管しとくから、その報告書も作る必要がある。で、いま作ってる。あとで教えるからやり方おぼえるようにね。簡単だからすぐおぼえられるよ」

「はいっ」



まぁ、そんな仕事だ。

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