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とある異世界転移のはなし  作者: 匿名希望
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ぼくがそうした訳

「死のう。。。」


今日、入学式で一目見てから好きだった子に告白した。

マジで一目みてから目が離せなくなった。


それ以来、いつも学校では目で探していたし、視界に入ってからは目が離せなくなる状態だった。

進路分けでのクラス換えで同じクラスになれたと分かった時なんて、夜も眠れなかった。


仲良くなりたい、どうやったらいいだろうと悩みに悩み続けてたら3日ほど寝れなくて。

でもそれで目の隈がひどくなりすぎて、あの子が心配してくれて声かけてくれて、でも話せた事が嬉しすぎてもう寝れなくてなってもいいってまで思った。


まぁ、嬉しすぎてそのまま意識失って一日入院までさせられたけど。


それがきっかけになって、話しかけることも話しかけられることもある関係になれたのはすごく良い事だった。

気絶ってのもしてみるもんだね。


それからは、もう好きだって気持ちがふくれあがりながら日々を過ごして。

今日、告白した。



それはもう、どれだけ好きで好きで好きなのかを全部の思いを込めて告白した。


で、振られた。


ごめんなさいされた。

もう好きな人がいるからって。

これからも友達でいてほしいって。

嫌いにさせないでほしいって、目には涙まで浮かばせながら言われた。


泣きたいっていうか号泣したいのは自分の方だったけど、それ以上あの子の悲しい顔はみてられなくて、分かったって伝えた。



あの子が屋上から出て行って、一人になってから泣いた。

想いがあふれて決壊して津波になって、涙が止まらなかった。


で、涙ももう出なくなった。

あの子には幸せになってほしいって思うけど、その隣に自分はいないっても分かってしまって。

そして今、屋上の柵を越えている。


「幸せになってね、さようなら」


ぼくは飛んだ。

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