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悪魔の左腕  作者: 770
98/149

再会

(^^)/

南の村に到着した一行を出迎えたのは、いつもの豪快な声だった。


イグニス「おう!久しぶり……ってほどでもねぇな!」

カイ「イグニス! 本当にドミナスが復活したって話なのか!?」

イグニスは槍を肩に担いだまま表情を引き締めた。

イグニス「あぁ……けどな、復活したのはドミナスじゃねぇ。やつの親父、バシリスク=グラヴェルの野郎だ」

エリシア「バシリスク……勇者の時代に滅ぼされた悪魔の一人……まさかそんな存在が蘇るなんて」

DC「ふふ、有名人が帰ってきたわね。一度は見ておかないと」

リーディ「でも、ここは大丈夫なの? 村に被害は……」


イグニスは深く息を吐き、肩をすくめた。

イグニス「まぁ聞けよ。今は毎日ゾンビどもが押し寄せてくる。俺や子供たちで何とか防いでるが……」

カイ「だったら俺たちも加勢する!」

イグニス「ありがてぇがよ、さすがに全部任せるのも情けねぇ。今日は子供たちに任せてある」

カイエルが胸を張って前に出る。

カイエル「そういうこと! 次は俺たちの番だから、カイたちも見に来てくれよ!」

ナディル「僕たちの本気、ちゃんと見届けてね!」


乾いた風が吹き抜ける荒野。土煙の向こうから数百のゾンビがのろのろと押し寄せてくる。

ナディル「来たね」

カイエル「でも今日は少なめかな? これじゃ物足りないや」

二人は余裕すら見せていた。後ろで見守っていたカイが叫ぶ。

カイ「おい! 油断すんなよ! やばそうなら加勢するからな!」

カイエルは振り返り、にやりと笑った。

カイエル「加勢だってさ」

ナディル「信用されてないみたいだね」


二人は同時に瘴気を大きく吸い込み、体を震わせた。

カイエル・ナディル「――完全顕現!」

黒炎と雷光が荒野を照らす。異形へと変貌した二人から溢れ出す魔力に、大地が軋んだ。

リーディ「ひゃー! すごい魔力! あれじゃイグニスにも負けてないよ!」

ゾンビ軍勢は、完全顕現した兄弟の前では紙切れのように吹き飛ばされていった。


戦いを終えて村に戻った一行は焚火を囲んだ。

リーディ「二人ともすごいね! イグニスにも引けを取らない強さだよ!」

イグニス「お前らとの修行のおかげさ! 本当にありがとな!」

カイエル「俺たちにとっちゃカイとリーディが師匠だぜ!」

ナディル「師匠なら、もう少し敬いなよ」

エリシアは笑って肩をすくめた。

エリシア「あはは、たしかにね」


DCは夜空を見上げて問いかける。

DC「で、夜はゾンビたちは来ないの?」

イグニス「あぁ。アナスタシアが結界を張ってくれてるからな。夜は比較的安全だ」


カイは焚火の炎を見つめながらつぶやいた。

カイ「じゃあ明日、西の街に出発しよう」

DC「決まりね! あのドミナスの父親なら絶対いい部位を持ってるはずよ!」

リーディ「師匠として、弟子の村は守らなきゃ!」

エリシア「リーディったら、張り切っちゃって」


炎の揺らめきは、彼らの決意を映すように力強く燃え上がっていた。

(^^)/

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