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悪魔の左腕  作者: 770
90/149

異端の口が裁きを下す

(^^)/

雷鳴が轟き、大地を揺るがす戦場。

純白の光を纏うレオニスは、忌々しげにDCを睨みつけていた。


レオニス『醜いな……堕ちた魔術師よ。人の姿を捨て、悪魔の姿を選ぶとは……その魂はもう人には戻れん』


だが、返ってきたのは理解不能な言語。


DC「アヴェ=$#とクレシェ……」


その瞬間、レオニスの周囲に無数の魔法陣が展開される。

次の瞬間――氷の刃が一斉に降り注ぎ、純白の鎧を穿った。


レオニス『ぐっ……!』

彼は苦鳴を上げながらも光の魔力を爆発させ、傷口を塞ぎ、さらに自身を強化する。


レオニス『“光天再生セラフィック・リジェネレーション”!』


再生と強化の輝きが迸る。だが――


DC「ヴォル=アグラ!!▽%グラァァ――ルシェ!」


再び多重の詠唱。

今度は空中に浮かび上がった岩塊が、鉄槌のように一斉に叩きつけられた。


レオニス『ぐわぁぁぁっ!!』

大地が砕け、光の剣士が地に叩き伏せられる。


それでも彼は立ち上がり、震える手で光を編む。

レオニス『はぁ……はぁ……! “光縛の聖環セイント・バインド”!』


輝く鎖が空を舞い、DCを絡め取ろうとする。

しかし――


DC「……ふぅ」


軽く指を鳴らしただけで、拘束は弾け飛んだ。

雷鳴に紛れて光の鎖が砕け散る音が響く。


レオニス『なっ……異端者がぁ!!』


その叫びは、怒りというより恐怖の色を帯びていた。


カイ「……DC……だよな?」

恐る恐る声をかけるカイ。


DC「ァ――=シルド*;%バルン!!」


その声は意味を成さぬ多重言語だった。

しかし、次の瞬間、カイの頭の中に澄んだ声が響く。


《大丈夫。意識もしっかりしてるし、問題ないわ》


カイ「!? 頭の中に……!」

リーディ「こ、これって……テレパシー?」

エリシア「……ふふ、やっぱりDCね。どんな姿になっても、私たちの仲間よ」


DCは一瞥すら寄越さず、さらに多重の呪文を重ねる。


DC「モュァ=%$&――@◎∽≠!!」


レオニスの体から、今度は闇の魔力が逆流するように溢れ出した。

光を纏った鎧が黒に侵され、ひび割れ、剥がれ落ちていく。


レオニス『ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!』


悲鳴と共に崩れる純白の装甲。

光輝に包まれたはずの天使の右腕は砕け、地に伏すレオニスの姿が露わになった。


息を切らし、土に手を突く彼に影を落とすのは――異形と化した魔女。


DCの瞳は赤黒く輝き、その口元には不気味な顎が重なっていた。

しかし彼女の意識は確かで、その声は冷静だった。


DC「終わりよ、天使教……異端はそっちだってこと、思い知らせてあげる」


雷鳴と共に、DCの影がレオニスを覆い尽くした。

(^^)/

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