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悪魔の左腕  作者: 770
75/149

想像と創造の屍術師

(^^)/

瘴気の渦巻く広間に、狂気じみた青年の声が響く。


エレミア「ボクは“想像と創造の屍術師”、エレミア。ほかのやつらみたいな雑魚とは違う」


対峙する赤髪の少女は鼻で笑った。


DC「想像?いいじゃない。アタシも大好きよ。願望、希望、欲望……そういうのから人は進化するんだから」


エレミア「へぇ……面白いこと言うね。でも進化じゃボクに届かない」


DC「通じなくても構わないわ。アタシは力を試したいだけだから!」


轟音。

背後に巨大な魔法陣を展開したDCは、炎の槍を呼び出す。


DC「これは大魔術じゃない……ただの初級魔法。ただし——威力は十万倍よ!」


空間を揺るがす光と熱。

だが次の瞬間、甲高い破砕音が響いた。


ペリーンッ!


炎の槍を放つ前に、魔法陣そのものが砕け散った。


DC「……は?」


エレミア「ふふっ……言ったろう?ボクは“想像と創造の屍術師”。

魔法陣をガラスだと“想像”すれば、力を通す前に割れてしまう。割れたガラスには何も通せない」


地を蹴ったエレミアは一瞬でDCの眼前に迫る。


トプンッ


音とともに、DCの体は突如現れた水槽の中に沈みこんでいた。


DC「っ……!?」


全身が重圧に押し潰され、息ができない。声も出せない。


エレミア「君は詠唱で火力を高めるタイプだろう?なら水中に閉じ込めてしまえば勝ちだ。声を奪えば魔術師は無力だからね」


エレミアが両手を掲げ、狂気の笑みを広げる。


エレミア「さぁ……フィナーレだ!上下から迫る隕石なんて、見たことあるかい? でも、“想像”だから存在するんだ!」


水槽の上下から現れたのは巨岩。

重力に逆らい、空間を押し潰すようにDCへ迫る。


エレミア「じゃあね、人間!」


轟音。

天地が砕けるような衝撃とともに、広間は爆発音に包まれた。


熱と煙にまみれる残骸を見下ろし、エレミアは肩で息をする。


エレミア「……はぁ、さすがに隕石はやりすぎたかもな」


血をにじませながらも満足げに笑みを浮かべた。


——赤髪の少女は、影も形も残っていない。

(^^)/

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