想像と創造の屍術師
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瘴気の渦巻く広間に、狂気じみた青年の声が響く。
エレミア「ボクは“想像と創造の屍術師”、エレミア。ほかのやつらみたいな雑魚とは違う」
対峙する赤髪の少女は鼻で笑った。
DC「想像?いいじゃない。アタシも大好きよ。願望、希望、欲望……そういうのから人は進化するんだから」
エレミア「へぇ……面白いこと言うね。でも進化じゃボクに届かない」
DC「通じなくても構わないわ。アタシは力を試したいだけだから!」
轟音。
背後に巨大な魔法陣を展開したDCは、炎の槍を呼び出す。
DC「これは大魔術じゃない……ただの初級魔法。ただし——威力は十万倍よ!」
空間を揺るがす光と熱。
だが次の瞬間、甲高い破砕音が響いた。
ペリーンッ!
炎の槍を放つ前に、魔法陣そのものが砕け散った。
DC「……は?」
エレミア「ふふっ……言ったろう?ボクは“想像と創造の屍術師”。
魔法陣をガラスだと“想像”すれば、力を通す前に割れてしまう。割れたガラスには何も通せない」
地を蹴ったエレミアは一瞬でDCの眼前に迫る。
トプンッ
音とともに、DCの体は突如現れた水槽の中に沈みこんでいた。
DC「っ……!?」
全身が重圧に押し潰され、息ができない。声も出せない。
エレミア「君は詠唱で火力を高めるタイプだろう?なら水中に閉じ込めてしまえば勝ちだ。声を奪えば魔術師は無力だからね」
エレミアが両手を掲げ、狂気の笑みを広げる。
エレミア「さぁ……フィナーレだ!上下から迫る隕石なんて、見たことあるかい? でも、“想像”だから存在するんだ!」
水槽の上下から現れたのは巨岩。
重力に逆らい、空間を押し潰すようにDCへ迫る。
エレミア「じゃあね、人間!」
轟音。
天地が砕けるような衝撃とともに、広間は爆発音に包まれた。
熱と煙にまみれる残骸を見下ろし、エレミアは肩で息をする。
エレミア「……はぁ、さすがに隕石はやりすぎたかもな」
血をにじませながらも満足げに笑みを浮かべた。
——赤髪の少女は、影も形も残っていない。
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