表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の左腕  作者: 770
67/149

獄焔顕現

(^^)/

村の訓練場にイグニスの声が響いた。

肩に愛用の大槍を担ぎ、白い歯を見せて笑っている。


イグニス「今日からは“本当の魔界流”を叩き込む! 課題は一つ——瘴気と魔力の同時発生だ!」


カイは眉をひそめ、剣を握り直す。


カイ「瘴気を魔力に変換しながらさらに魔力を練る……? そんな器用なことできるのか?」

イグニス「できるかどうかじゃねぇ、やるんだよ! 魔界で生きてる悪魔は全員そうやってる!」


リーディは腕の悪魔の爪を見下ろし、ため息をついた。


リーディ「……正直、これ以上のことができる気がしないんだけど」

イグニス「安心しろ。お前らだけじゃ無理だろうから、こいつらに見せてもらう!」


イグニスが顎で示すと、前に出たのはカイエルとナディル。

二人は深く息を吸い込み、瘴気を全身に巡らせた。


カイエル・ナディル「——獄焔顕現!!」


轟音とともに黒炎と雷光が弾け、空気が軋む。

普段は頼りない二人の姿が、荒野の覇者のような威圧感に変わっていた。


カイは思わず息を呑む。


カイ「……獄焔顕現……やっぱすげぇな....」

リーディ「でも……僕らがやるのは無理なんじゃ?」


イグニスは満足げに頷き、笑みを浮かべた。


イグニス「そうだ、獄焔顕現は本来“悪魔の奥義”だ。だがな……人間でも瘴気と魔力をうまく混ぜりゃ、それに近いもんにはなれる。

 そうだな……《疑似顕現》って呼んでやろうか」


カイ「……疑似顕現……!」

リーディ「なるほど……片鱗だけでも掴めば、ボクらも追いつける……!」


二人は歯を食いしばり、瘴気を吸い込む。

肺が焼け、全身を軋ませる瘴気を必死に剣と爪へ流し込む。


カイ「はぁぁっ!」

リーディ「うぉぉぉ!」


風を纏った斬撃と黒炎の爪が地を裂き、訓練場に轟音を響かせた。


イグニス「……悪くねぇ。じゃあ——次は俺が相手だ!」

(^^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ