紅の魔法
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ーギルド前ー
DC「遅いじゃなーい!もうクエスト受注しといたわよ。ほら、ダンジョン探索!Dランクだから安心安心☆」
カイ「……嫌な予感しかしねぇ」
ーダンジョン内部ー
カイ「どこがDランクだ!ゾンビの群れじゃねぇか!」
リーディ「こんなの無理だよ!」
DC「あれれー?手違いでBランク受けちゃったかも!ま、いいじゃない☆」
血みどろの戦いの末、三人はなんとか群れを突破した。
エリシア「もう……ヘトヘト……」
リーディ「二度とこの子と一緒にクエスト行きたくない……」
DC「オッケー、合格ってことで!」
カイ「ところでお前は、本当に強いのか?」
DC「フフ……見せてあげる」
森がざわめき、あの不気味な咆哮が響く。
スライムドラゴン。
リーディ「うわああ!また出た!」
カイ「逃げろ、こいつには勝てねぇ!」
エリシア「魔法も効かないのよ!」
DC「ふーん……ほんとに?」
彼女が指を鳴らす。
轟音と共に、巨大な火柱がスライムドラゴンを包み込む。
再生する間もなく、灰も残らず消滅した。
DC「こんなもんよ。どう?これくらいなら使えるんだけど?」
三人「…………」
カイ「これは……」
エリシア「すごい……!」
リーディ(心の声)「……この子には逆らわないようにしよう」
紅き魔法使いDC。
その圧倒的な力を前に、三人の冒険は新たな局面を迎えようとしていた。
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