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悪魔の左腕  作者: 770
56/149

再会

(^^)/

北部の街を後にし、さらに西へ向かう街道。

カイたちは道中の分かれ道に立ち止まった。


エリシア「DC、リーディの魔力……感じる?」


DCは目を閉じ、集中するように呼吸を整える。

DC「んー……感じるっちゃ感じるけど、この感じは……まだ空間魔法の中だね」


カイ「そんなに長い間閉じ込められてても大丈夫なのか?」


DC「空間魔法はこっちとは時間の流れが違うの。こっちで数日経っても、向こうじゃ数秒かもしれないし……逆もまたある。ジンもまだ空間の中だね」


カイ「……時間まで違うのか。厄介な魔法だな」


その時だった。前方から見覚えのある声が響く。


???「ほぉ……また会ったな、貴様ら!」


砂煙を上げて現れたのは——かつてカイ達に因縁をつけてきた勇者一行。

勇者アルディス、戦士ゴラン、魔法使いヴァロフ、そして僧侶セリナ。


アルディス「貴様らもよほど運が悪いようだ。再び最強の勇者パーティと相まみえるとはな!」

ゴラン「はっはっは! 筋肉に怯えて震えるんじゃねぇぞ!」

ヴァロフ「ふむ……せいぜい足掻いてみるといい。もっとも、我らの前では塵芥同然ですが」

セリナ「アルディス様〜♡ また皆を守って差し上げます!」


カイ「またこいつらか……」

エリシア「しつこいわねぇ」

DC「うさんくささが増してる...」


よく見ると、彼らの身体には微かに光を帯びた箇所がある。

アルディスの耳、ゴランの指、ヴァロフの左目、セリナの首筋……それぞれが天使の部位を宿していた。


アルディス「見よ! 我らは神聖なる天使の恩寵を授かり、さらに強き力を得た!」

ゴラン「筋肉だけじゃない! 神の筋肉だ!」

ヴァロフ「神聖魔力により、我が術は数倍の精度を増す……!」

セリナ「アルディス様ぁ♡ 私の光の加護で敵など瞬く間に浄化してみせますわ♡」


カイ「……天使の部位? こいつら、また厄介なのに手を出したな」


勇者一行は一斉に構えを取る。

アルディス「最強の勇者パーティが直々に裁きを下してやる!」


カイは剣を抜き、風を纏う。

カイ「来るぞ!」


次の瞬間、ゴランの大剣が唸りを上げて振り下ろされた。

カイは受け止めるが、全身が痺れるほどの衝撃に後退する。


カイ「ぐっ……重っ……!」

ゴラン「がっはっは! どうだ、これが神の筋肉だ!」


背後からはヴァロフの雷撃。

「——《ライトニング・スピア》!」

避けきれず、カイの肩にかすり傷を作る。


カイ「くそっ……!」


セリナは聖光の結界を展開し、勇者パーティを守る。

「アルディス様、どうぞご安心を♡」


DC「なかなかやるじゃない……でもっ!」

火球を放つが、アルディスが光の耳で強化された聴覚で反応し、剣で容易く切り裂いた。


アルディス「ふんっ! その程度の魔法、我が剣の前では塵に同じ!」


カイ「チッ……3人で4人を相手にするのは分が悪い……!」

エリシア「しかも天使の部位で強化されてる……防戦一方じゃもたない!」


勇者一行がさらに迫る。

アルディス「さぁ、最強の勇者の力を知るがいい!」


汗を流すカイたち。

その時——DCの口元に笑みが浮かぶ。


DC「ふふ……実験にはもってこいの人材だね」


カイ「おい、まさか——」

(^^)/

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