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悪魔の左腕  作者: 770
53/149

モンスターポーカー開戦

(^^)/

闘技場に歓声が渦巻く。観客は酒を片手に大声で叫び、札束や魔石を投げ合って賭けを煽っていた。

カイとDCは中央に並び立ち、鉄のゲートが開く音に息をのむ。


審判悪魔「挑戦者チーム、モンスターポーカー開始!」


第1回戦


ゲートからなだれ込む小型の魔獣たち。

DCは息巻いて両手を広げ、叫んだ。


DC「——《フレイムストーム》ッ!」


炎が竜巻のように広がり、一帯の魔獣を一掃する。観客から一瞬歓声が沸くが、すぐに失笑に変わった。


審判悪魔「カードは……2、3、4、5、7。役無し、ブタ!」

観客悪魔A「ぎゃはは!ブタだブタ!」

観客悪魔B「人間に頭使うゲームは無理か!」


カイは額に手を当てて呻く。

カイ「……おいDC、最初から考えなしに撃つな!」

DC「う、うるさいわね!肩慣らしよ、肩慣らし!」


第2回戦


今度はカイが前へ出る。

風を纏った斬撃で小型の魔獣を切り伏せ、DCが後方から狙いを定めて魔法を撃ち込んだ。


DC「……ここ!」

火矢が中型の魔獣を貫き、最後の一匹は少し苦戦しつつもカイが倒す。


審判悪魔「カードは……8、9、9、9、11! 三カード成立、勝者——挑戦者チーム!」


観客席が一斉にどよめく。

観客悪魔C「三カード!?人間が役を作りやがった!」

観客悪魔D「ただの運じゃねえ、連携してやがる!」


カイは拳を握りしめる。

カイ「よし! これならいける!」

DC「ふふん、最初から本気を出してれば当然よ!」


第3回戦


今度は強めの魔獣が投入された。鎧のような殻をまとった四足獣が唸り声をあげる。

カイは斬撃を弾かれ、後退する。


カイ「……硬い!」

DC「ちょっと、時間稼いで!」


詠唱を終えたDCが雷撃を落とし、甲殻を破砕する。

そこへカイが飛び込み、風を纏った斬撃で止めを刺す。


審判悪魔「カードは10、10、10、7、6! 三カード成立!勝者——挑戦者チーム!」


観客席が熱狂する。


観客悪魔E「やるじゃねぇか!」

観客悪魔F「人間が二勝目だと!?」


第4回戦


だが次のラウンドはシュリーデが直接操った魔獣が投入された。

蛇のようにうねる鱗獣が三体、素早く襲いかかる。


シュリーデ「ふふ……少しは楽しませてちょうだい?」


DCの魔法が鱗で弾かれ、カイの斬撃もすり抜けられる。

連携を崩され、苦戦を強いられる二人。


カイ「くそっ……速い!」

DC「……チッ!」


力押しでなんとか一体を仕留めるも、残りは取り逃がす。


審判悪魔「役無し、挑戦者チーム敗北! これで二勝二敗!」


観客の熱は最高潮に達する。


観客悪魔G「面白くなってきやがった!」

観客悪魔H「次が最終戦だ!」


カイは息を切らしつつ剣を構え直し、DCは不敵に笑う。


カイ「これで五分……次で決まるな」

DC「いいわ、最後に全部ひっくり返してやる!」


二人の影が闘技場に立ち尽くし、運命の最終戦が幕を開けようとしていた——。

(^^)/

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