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悪魔の左腕  作者: 770
47/149

静寂の雷

(^^)/

渓谷の戦場。

リーディたちが消え、残されたのはカイとエリシアの二人だけ。

その前に、漆黒の雷を纏った巨影が立ち塞がる。


カイ「……お前……仲間をどこへやった!」


怒声と共に駆け出すカイ。

風の刃をまとった剣を振り下ろす。


しかし――


ガキィィィンッ!


黄金の槍が軽く持ち上がり、刃は弾かれた。

まるで子供の攻撃を受け止めるかのように、ヴォルトの表情は動かない。


ヴォルト(心の中)「……純粋な風属性か。稀有だな……」


直後、槍の一閃でカイの体は後方へと弾き飛ばされ、地面を転がった。


カイ「ぐっ……!」

エリシア「カイっ!」


槍を構えたまま、ヴォルトは静かに言葉を落とす。


ヴォルト「……安心しろ。私の空間魔法は万能ではない。

 魔力をしっかり感知できる者なら、いずれ必ず再会できるはずだ。

 ……もっとも――下手に暴れていなければ、の話だがな」


意味深な声を残し、ヴォルトは槍を収めると背を向けた。

そのまま雷光の尾を引きながら、駆け去っていく。


静寂が戻る。

風が渓谷を渡り、崩れた岩がかすかに音を立てた。


エリシアは目を閉じ、胸に手を当てる。


エリシア「……魔力の流れを感じて……」


やがて瞳を開き、息をのむ。


エリシア「カイ! 北の方角……かすかだけど、DCの魔力を感じるわ!」


カイ「……よし。あいつが無事なら……行くしかねぇ」


二人は互いに頷き合い、崩れた戦場を背に、北へと歩き出した。

(^^)/

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