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悪魔の左腕  作者: 770
43/149

魔界への門

(^^)/

背後では、仲間たちの激しい戦いの音が響いていた。

光が爆ぜ、獣の咆哮が轟き、闇が焼かれていく音が洞窟を揺らす。


その中で、カイはしっかりと足を進めていた。

視線の先――魔獣使いが、震える腕で魔具を抱え込み、後ずさっている。


悪魔「ヒィィ……や、やめろ……来るなぁ!」


カイ「お前を倒して、俺たちは――魔界へ行く」


悪魔「ギエェェェッ!」


悲鳴と共に、足元に二つの魔法陣が展開される。

次の瞬間、巨大な蛇の魔獣が唸り声を上げ、カイに牙を剥いた。


カイ「こんなもんっ!」


剣に風を纏わせ、一閃。

風刃が走り、蛇は断末魔すら上げる間もなくバラバラに斬り裂かれて地に沈んだ。


悪魔「なっ……!? ば、馬鹿な……!」


カイは息を吐き、目を細める。


カイ「……終わりだ」


風が吹き抜けた刹那、閃光が走る。

魔獣使いの首筋から胸へ――一筋の風刃が刻まれた。


ズバッ!


断末魔と共に、悪魔は魔具を抱いたまま地に崩れ落ちた。


カイ「ふぅ……」


振り返ると、背後で戦っていた三人もそれぞれの敵を打ち倒し、立っていた。

闇は祓われ、洞窟に静寂が訪れていた。


カイ「みんなも……勝ったんだな!」


笑みを浮かべるカイに、DCが呆れたように肩をすくめる。


DC「なに偉そうに言ってんのよ。あんたが一番“雑魚”相手してたじゃない」


リーディ「えっ……そうなの!?」


エリシア「相性もあるから、よかったんじゃない? ……でも、みんなお疲れ様」


四人は顔を見合わせ、短く笑った。


奥へ進むと――そこにあったのは、黒く渦巻く門。

空間そのものが裂けているような不気味な光景。

冷たい風が吹き抜け、背筋を震わせる。


リーディ「……いよいよ、だね」


カイは一歩前に出て剣を握り直し、DCは興奮を隠せず目を輝かせ、エリシアは静かに祈るように胸に手を当てる。


そして四人は――迷いなく、その門へと足を踏み入れた。

(^^)/

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