修行完了
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二週間が経過した。
草原に轟音が響く。
DC「――《フレイム・テンペスト・サージ》!!」
赤と青の魔力が混ざり合い、炎と嵐を伴った巨大な渦が空を裂いた。
エリシア「――《セレスティアル・レイ》!」
光の柱が天から降り注ぎ、あたり一帯を真昼のように照らし出す。
渓谷を揺るがすほどの発光ののち、煙が晴れた。
そこには――アルガスが立っていた。
剣先を下ろし、わずかに後ろへ半歩。
アルガス「……見事だ」
初めての言葉に、DCとエリシアの顔に自然と笑みがこぼれる。
一方その頃、渓谷の奥。
カイ「でぇいっ!」
リーディ「たぁっ!」
二人の気合と共に風刃と大地の拳が迸る。
瞬く間に数十体の魔物が崩れ落ち、辺り一帯は残骸の山と化していた。
セレナ「いいじゃない! 本当に強くなったわね!」
カイとリーディは互いに手を打ち合わせ、笑顔でハイタッチした。
その夜。
焚き火の明かりに照らされ、四人は食卓で報告を受けていた。
4人「――えぇっ!? 修行終わり!?」
セレナ「そうよ。あなたたちの修行は、これで完了しました!」
アルガス「よく頑張ったな」
驚きの声を上げるカイが問い返す。
カイ「でも……“第二の試練”って? まだ何かあるんじゃ?」
セレナはにっこり笑い、茶碗を置いた。
セレナ「召喚してた魔物、いたでしょ? 最後のほうはね……全部S級に強化してたのよ」
アルガス「俺もだ。最後の数日は……枝に魔力を流していた」
にやりと笑うその眼差しに、カイは絶句した。
カイ「な、なんだ……そうだったのか……! 俺、全然成長してないのかと……」
DC「やってくれるわね……」
(言葉とは裏腹に、胸の奥は高鳴っていた)
セレナは改めて四人を見回し、声を弾ませる。
セレナ「じゃあ今夜はしっかり休んで、明日――その魔獣使いにリベンジしておいで! 洞窟の最深部に行けば、魔界の門もあるからね!」
アルガスも頷き、焚き火に照らされた横顔に笑みを浮かべた。
その夜、山小屋に静けさが戻る。
だがその胸中には確かな力と期待が芽生えていた。
明日――決戦の時が訪れる。
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