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悪魔の左腕  作者: 770
31/149

剣聖の稽古

(^^)/

翌朝。

森に差し込む朝日を浴びながら、アルガスはカイとリーディを連れていた。

小鳥のさえずりも、彼らの緊張を紛らわせることはできない。


アルガス「とりあえず、この辺からだな……カイ、斬撃を飛ばしてあの木を切ってみろ」


彼が顎で示した先には、二十メートルほど先にそびえる直径五メートルの大木。


カイ「えぇ!? 斬撃を飛ばす? どうやるんですか!?」


アルガス「まずは刀身に魔力を込めて……こうだ」


老人の目が鋭く光り、次の瞬間――。

「フンッ」と短く息を吐いたアルガスの剣から魔力の刃が放たれ、大木を真っ二つに断ち割った。


地響きとともに、巨木がゆっくりと倒れていく。


カイ「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


アルガス「……ちょっとやりすぎたか。まぁいい、その手前の木からで構わん。やってみろ」


カイ「(いやいやいやいや! できるかよ!?)」


一方その横で、アルガスはリーディに声をかける。


アルガス「リーディ。お前は俺と組手だ」

リーディ「む、無理だよ! 死んじゃうよぉぉぉ!」


アルガス「心配するな。こっちからは手加減する。命を取るようなことはせん」

リーディ「そ、それでも怖いよぉ……!」


しかし、リーディの前に構えられたアルガスの剣は、木々を裂く風のような迫力を放っていた。


二人は汗をにじませ、木々の間で訓練を始める。

カイは目を皿のようにして剣を振り下ろし、木に傷を刻もうと必死になり、

リーディは全身でアルガスの一撃を避けながら、土の魔力を無意識に呼び覚まそうとしていた。


アルガス「いいぞ、もっと体に魔力を巡らせろ! 剣は力じゃない、風を纏わせて切るんだ!」

カイ「ぜ、全然飛ばないんですけどぉぉ!?」

リーディ「やっぱり無理だよぉぉぉぉ!」


森に悲鳴と剣戟の音が響き渡る。

だが、二人の成長は確かに始まっていた。

(^^)/

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