剣聖の稽古
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翌朝。
森に差し込む朝日を浴びながら、アルガスはカイとリーディを連れていた。
小鳥のさえずりも、彼らの緊張を紛らわせることはできない。
アルガス「とりあえず、この辺からだな……カイ、斬撃を飛ばしてあの木を切ってみろ」
彼が顎で示した先には、二十メートルほど先にそびえる直径五メートルの大木。
カイ「えぇ!? 斬撃を飛ばす? どうやるんですか!?」
アルガス「まずは刀身に魔力を込めて……こうだ」
老人の目が鋭く光り、次の瞬間――。
「フンッ」と短く息を吐いたアルガスの剣から魔力の刃が放たれ、大木を真っ二つに断ち割った。
地響きとともに、巨木がゆっくりと倒れていく。
カイ「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
アルガス「……ちょっとやりすぎたか。まぁいい、その手前の木からで構わん。やってみろ」
カイ「(いやいやいやいや! できるかよ!?)」
一方その横で、アルガスはリーディに声をかける。
アルガス「リーディ。お前は俺と組手だ」
リーディ「む、無理だよ! 死んじゃうよぉぉぉ!」
アルガス「心配するな。こっちからは手加減する。命を取るようなことはせん」
リーディ「そ、それでも怖いよぉ……!」
しかし、リーディの前に構えられたアルガスの剣は、木々を裂く風のような迫力を放っていた。
二人は汗をにじませ、木々の間で訓練を始める。
カイは目を皿のようにして剣を振り下ろし、木に傷を刻もうと必死になり、
リーディは全身でアルガスの一撃を避けながら、土の魔力を無意識に呼び覚まそうとしていた。
アルガス「いいぞ、もっと体に魔力を巡らせろ! 剣は力じゃない、風を纏わせて切るんだ!」
カイ「ぜ、全然飛ばないんですけどぉぉ!?」
リーディ「やっぱり無理だよぉぉぉぉ!」
森に悲鳴と剣戟の音が響き渡る。
だが、二人の成長は確かに始まっていた。
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