伝説の師匠たち
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翌朝。
小屋の窓から差し込む光に目を覚ましたカイたちは、老夫婦に改めて礼を述べた。
カイ「昨夜は助かりました。……それと、話したいことがあるんです」
エリシア「北の果ての洞窟に悪魔がいて、魔物を操ってるんです。私たちは、その根源を断とうとしたんですが歯が立たず...」
老夫婦は静かに聞き入っていた。
そしてゆっくりと口を開いた。
老人「……そうか。では名乗っておこうか。わしは――アルガス・ヴァルトレイ」
老婆「私はセレナ・ヴァルトレイよ」
その名前を聞いた瞬間、場の空気が変わった。
エリシア「……えっ……!? アルガスとセレナ……? うそ……私でも聞いたことがあります……! おとぎ話レベルの話かと思ってたのに!」
彼女の声は震えていた。
エリシア「アルガス――世界最強の剣聖。山をも切り裂いたって……」
カイ「セレナは……死者を蘇らせ、砂漠を海に変えた大賢者……」
セレナ「あらまぁ、そんなこと言われてるの?」(にこにこ嬉しそう)
アルガス「そんな大げさなことできるかい、わしに山が切れるわけなかろう」(ニヤリ)
二人の反応は照れ隠しなのか、それとも真実なのか――判断できない。
リーディ「でも……僕たち、あの悪魔に全然歯が立たなかったんです」
カイ「あのままだったら、村も守れません」
深刻そうに語る四人を見て、セレナが夫の方へ顔を向ける。
セレナ「ねぇアルガス。私たち、もう一線から退こうと思ってたけど……この子たちの話を聞いたら、手伝いたくなっちゃった」
アルガス「……まったく、お前は昔からそうやって首を突っ込む」
だが彼の口元もまた、楽しげに緩んでいた。
アルガス「……いいだろう。わしらが見てやろう」
セレナ「ふふ、三か月もあれば……あなたたちを強くしてあげられるわ」
四人は一瞬言葉を失い、次の瞬間、瞳を輝かせた。
カイ「三か月で……!? 本当に!?」
リーディ「ぼ、ボク、絶対強くなりたい!」
DC「ふふふ……面白い。あの黒翼の少年とやり合えるくらいに、ね」
エリシア「お願いします! 私たちを……鍛えてください!」
伝説の剣聖と大賢者が師となる――。
こうしてカイたちの新たな修行の日々が始まった。
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