表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の左腕  作者: 770
23/149

中央都市への道

(^^)/

武闘都市を出発する朝。

街門をくぐろうとしたカイたちに、不意に声がかかった。


ユリウス「待ってくれ」


振り返ると、気品ある青年と従者たち。かつて鉄仮面Cとして戦った第二王子ユリウスだった。


ユリウス「あの時は兄を救ってくれてありがとう。これは礼だ」

彼はエリシアに一着のローブを差し出した。


ユリウス「王家に伝わる国宝だ。強力な防御魔法が込められている。君にこそ相応しい」

エリシア「こ、国宝!? わ、わたしに……?」

エリシアは頬を赤らめ、両手で受け取った。


DC「なにそれいいなぁ! 私も欲しいんだけど!」

ユリウス「これは……私から彼女への個人的な贈り物だ」

DC「ちぇっ」


ようやくカイとリーディは気づく。


カイ「まさか……鉄仮面チームって……国王と王子たちだったのか!」

リーディ「ぜ、全然気づかなかった……!」

DC「やれやれ、ホントに気づいてなかったの? 鈍感にもほどがあるわね」


こうして一行は中央都市を目指し、街を出た。


街道を進むと、前方で馬車が魔物に襲われている。


カイ「助けに行くぞ!」


魔物を蹴散らし馬車を救うと、主は感謝し、中央都市まで乗せてくれることになった。


馬車の主「最近は“悪魔付きの若者4人組”が噂になっててね。恐れられてるんだよ」

リーディ「(ぼ、僕たちのことだ……!)」

カイ「(やばいな……)」


冷や汗を流す一行だったが、主の機転で検問もすんなり通過し、無事に中央都市に入ることができた。


まずは冒険者ギルドへ。


受付嬢「ギルドカードをお願いします」

差し出されたのはDCのカード一枚。


カイ「俺たち登録してなかったのか……?」

リーディ「てっきり誰かがしてると思ってた……」

エリシア「わ、わたしも……」


受付嬢「では、パーティとしては既存のB級冒険者“ヒマワリ”の登録を流用しますね。全員がDCさんの名義下で活動、という形になります」


DC「はぁ!? 私の名前で!?」

カイ「でも、これならB級相当の依頼を受けられるんだろ? 新人扱いよりは助かる!」

リーディ「ぼ、僕も……」

エリシア「お願いします!」


三人の頼みに押され、DCは机に額を押しつけた。


DC「……はぁぁぁぁ。不本意だけど、わかったわよ。……でもこれから全部本名で動くなんて、ホント気に入らない……!」


その時、ギルドの扉が開き、大きなざわめきが広がった。

大斧を担ぐ巨漢の男を先頭に、5人の冒険者が堂々と入ってくる。


受付嬢「お待ちしておりました、A級冒険者ストームブリンガーズの皆さま!」


道を開ける冒険者たち。

巨漢の男―― ガルド・ハンマークロウ が獰猛な笑みを浮かべながらカウンターへと歩み寄る。


その堂々たる態度に、DCの眉がぴくりと動いた。


DC「……順番抜かし? こっちは不本意ながら名前まで晒されてるってのに……気に入らない!」


振り返ったガルドが低く笑う。


ガルド「ほう……口が減らねぇな。いいだろう――礼儀ってのを教えてやろうか?」


ギルド全体がざわめきに包まれる。

こうして、DCとA級冒険者との決闘が幕を開けようとしていた――。

(^^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ