中央への道しるべ
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昼下がりの酒場。
喧噪と笑い声の渦の中、カイとエリシアは情報収集のために腰を下ろしていた。
カイ「悪魔や魔界のこと、何か手がかりがあればいいんだけどな」
エリシア「大会で注目されちゃったから、うまく聞けるといいけど……」
耳を澄まし、杯を傾けながら話を拾っていく。
やがて近くの席に座っていた古傷の男が声をかけてきた。
ドリュー「お前たち、魔界に興味があるのか。なら、中央都市から北へ延びる道を調べるといい。十年ほど前に拓かれた街道だが、魔物が異常発生してな……今じゃほとんど使われちゃいない」
カイ「北の果てに通じる道……!」
エリシア「やっぱり、何かあるのね……」
二人は深く礼を言い、酒場を後にした。
午後。
街の市場で保存食や薬草を買い込みながら、二人は笑い合った。
カイ「こうして二人で買い物するのも久々だな」
エリシア「そうね。最近はいつも皆と一緒だったし」
一瞬だけ気恥ずかしい沈黙が流れる。
だが、肩を並べて歩く心地よさを二人とも少しだけ思い出していた。
夕暮れ時。
カイ「そろそろ食事にして帰るか」
エリシア「ふふ、いいわね。ちょうどお腹も空いてきたところ」
食堂に入ろうとしたそのとき――。
街路の向こうから見覚えのある姿が近づいてきた。
紫に輝く爪を持つリーディを、ふわふわと浮かせて連れて歩くDC。
その様子は道行く人々の注目を集め、ざわめきが広がっていた。
リーディ「うぅ……恥ずかしい……」
DC「歩けないんだから仕方ないでしょ。研究材料が勝手に倒れられたら困るのよ」
カイ「……なんだあれ」
エリシア「あの二人らしいわね」
食堂の前で合流すると、自然に四人は同じテーブルについた。
料理を前にして、カイが切り出す。
カイ「実は……中央都市に行こうと思ってるんだ。北の果てに通じる道があるって話を聞いた」
リーディ「中央都市……!」
DC「なるほど、いよいよ武闘都市ともお別れね」
エリシア「準備を整えて、次の一歩に進みましょう」
橙の夕陽が窓を照らし、旅立ちの決意を確かにした。
その日、彼らの新たな冒険の扉が静かに開かれたのだった。
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