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悪魔の左腕  作者: 770
22/149

中央への道しるべ

(^^)/

昼下がりの酒場。

喧噪と笑い声の渦の中、カイとエリシアは情報収集のために腰を下ろしていた。


カイ「悪魔や魔界のこと、何か手がかりがあればいいんだけどな」

エリシア「大会で注目されちゃったから、うまく聞けるといいけど……」


耳を澄まし、杯を傾けながら話を拾っていく。

やがて近くの席に座っていた古傷の男が声をかけてきた。


ドリュー「お前たち、魔界に興味があるのか。なら、中央都市から北へ延びる道を調べるといい。十年ほど前に拓かれた街道だが、魔物が異常発生してな……今じゃほとんど使われちゃいない」

カイ「北の果てに通じる道……!」

エリシア「やっぱり、何かあるのね……」


二人は深く礼を言い、酒場を後にした。


午後。

街の市場で保存食や薬草を買い込みながら、二人は笑い合った。


カイ「こうして二人で買い物するのも久々だな」

エリシア「そうね。最近はいつも皆と一緒だったし」

一瞬だけ気恥ずかしい沈黙が流れる。

だが、肩を並べて歩く心地よさを二人とも少しだけ思い出していた。


夕暮れ時。

カイ「そろそろ食事にして帰るか」

エリシア「ふふ、いいわね。ちょうどお腹も空いてきたところ」


食堂に入ろうとしたそのとき――。

街路の向こうから見覚えのある姿が近づいてきた。


紫に輝く爪を持つリーディを、ふわふわと浮かせて連れて歩くDC。

その様子は道行く人々の注目を集め、ざわめきが広がっていた。


リーディ「うぅ……恥ずかしい……」

DC「歩けないんだから仕方ないでしょ。研究材料が勝手に倒れられたら困るのよ」


カイ「……なんだあれ」

エリシア「あの二人らしいわね」


食堂の前で合流すると、自然に四人は同じテーブルについた。

料理を前にして、カイが切り出す。


カイ「実は……中央都市に行こうと思ってるんだ。北の果てに通じる道があるって話を聞いた」

リーディ「中央都市……!」

DC「なるほど、いよいよ武闘都市ともお別れね」

エリシア「準備を整えて、次の一歩に進みましょう」


橙の夕陽が窓を照らし、旅立ちの決意を確かにした。

その日、彼らの新たな冒険の扉が静かに開かれたのだった。

(^^)/

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