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悪魔の左腕  作者: 770
144/149

封印の覚悟

(^^)/

カイ「よし!やったか!?」

水飛沫が高く舞い、切断された魔王の体が揺らめく。


ヴォルト「駄目だ!その飛沫に触れるな! 死ぬぞ!」

カイ「なるほどな!……DC! 助けてくれ!」


DC「何偉そうに頼ってるのよ!――《氷界結晶・グラシアル・バスティオン》!!」

空気が瞬時に凍りつき、巨大な氷の壁が展開される。

水飛沫がぶつかるたびに白い蒸気をあげて弾けた。


ネレウス「ぬぅぅぅぅぅっ!」

倒れかけた巨体が再び立ち上がる。裂けた首筋が水のように再生していく。


ネレウス「……魂喰らいか……厄介だな。だが――《メテオ・アビス・カース》!」


空が裂け、漆黒の隕石が無数に降り注ぐ。


イグニス「!?やべぇ!」

シュリーデ「――《岩葬の障壁・ストーンカテドラル》!!」

DC「《地層隆起・ガイアピラー》!!」


地面から無数の岩の柱が突き上がり、空から落ちてくる隕石群を貫き止めた。

衝撃波で土砂が舞い、空気が震える。


リーディ「今度は僕が! 魔狼顕現――《フレア・クロー・ルプス》!!」

燃え上がる爪が紅蓮の軌跡を描き、ネレウスの胴を切り裂く。


イグニス「よし、俺も続くぜ! 《業炎槍・アグニバースト》!!」

灼熱の槍が一直線に伸び、二人の攻撃が交差して魔王の首へ突き刺さる!


ネレウス「ぐぅぅぅぅっ!……だが、どけぇ! 雑魚ども!」

漆黒の毒霧が噴き出し、二人を包み込もうとする。


リーディ「うわっ!? 毒だ!」

イグニス「チッ!見えねぇ!」

エリシア「――《ルーメン・パージ・サンクチュアリ》!!」

まばゆい光が弾け、毒の壁が一瞬で浄化される。


イグニス「ありがとよ、エリシア!! おらぁぁぁ!!」

振り抜かれた炎の槍が閃光を放ち、ネレウスの首を貫く!


ドシュッ!


ネレウスの首が空高く舞い、黒い血が飛び散る。


DC「手間がかかるんだから!」

飛び散った飛沫が二人に降りかかる直前――

DC「《ディメンション・リコール》!」

二人の体が空間に吸い込まれ、安全圏に引き戻された。


シュリーデ「やっぱり魔王様ねぇ……全然魔力が減らないわ」

ヴォルト「いや……減っている。確実に、少しずつな」


カイ「……なんか策があるのか?」


ヴォルトは静かに微笑み、青いネヴァーを構えた。

ヴォルト「この身に残る最後の術……私自身の命と引き換えに、魔王を封印する」


エリシア「えっ……!? そんな……!」

ヴォルト「だが、それだけでは終わらん。封印ののち、私は再び”魔王の器”となる……」


カイ「なっ……!? お前、まさか……!」

ヴォルト「カイ。封印が完了したら――私の首を落とせ」

ヴォルトの目が、わずかに微笑む。

ヴォルト「この世界を守るためなら、それでいい」


風が止み、誰もが息を飲んだ。

ネレウスの断ち切られた首が、再び瘴気と共に再生を始める――。


そして、真の最終決戦が幕を開ける。

(^^)/

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