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悪魔の左腕  作者: 770
140/149

雷炎の騎士と愛の魔女

(^^)/

白濁した結界の中、甘い香りを帯びた瘴気が漂っていた。

ゾンビたちが呻き声をあげながら這い寄る。


ルナティアは退屈そうに笑みを浮かべ、肩をすくめる。

ルナティア「なるほど……二人はLOVEじゃないけど、姫とナイトって関係なのね」


エリシアは光の杖を構え、ジンの背に立つ。

ルナティア「で……あなた、強いわねぇ。私にやられた子たち、まだ復活できてないの。……火属性ね」


ジンの目が鋭く光る。

ジン「俺の炎は特別性だ。燃えたら最後、死ぬまで燃え続ける」


エリシア「気をつけ――」

羽「黙ってろって言ってんだろ!俺たちに任せときゃあいいんだよ!」

エリシア「!?」

ジン「……パイラ、黙るのはお前だ。いくぞ」

パイラ「チッ……わかったよ!」


雷光が走る。ジンの身体から溢れる電撃が瞬時に空間を支配した。

ジン「―― 雷嵐招来!」


轟音とともに無数の稲妻がゾンビを一掃し、一直線にルナティアへと走る。

ルナティア「!? 嘘でしょ!―― 愛盾の抱擁!」


薔薇の花弁のような光盾が幾重にも重なりジンを防ぐが、次の瞬間――

ジンは稲妻の速度で目の前に迫っていた。


ジン「遅い」

闇を纏った拳が盾を叩き砕く。

ジン「―― 闇撃・破砕掌!」


ガラスが砕け散るような音。盾は粉々に砕け、ルナティアの表情が歪む。

ルナティア「っ!? 打撃で……!?」

ジン「終わりだ」


迫る一撃に、ルナティアは両手を広げ、魔力を爆発させる。

ルナティア「……っ!! 愛軍招集!!」


足元の地面がうねり、十数体の将軍級ゾンビが召喚され、エリシアを取り囲む。

エリシア「っ!?(…間に合わない!)」


しかし、ジンの声が響いた。

ジン「その程度で俺を止められると思っているのか」

彼の身体が雷光に包まれ、輪郭が揺らぐ。

ジン「―― 雷幻影分身!」


稲妻の残像から三人のジンが生まれる。

一人目はゾンビをなぎ払ってエリシアの前に立ち、

二人目は残る盾を粉砕し、

最後の一人が炎と雷を重ね合わせて斬撃を振り抜いた。


ジン「―― 雷炎一閃!!!」


雷光の閃きと炎の奔流が交差し、ルナティアの身体を両断する。


ルナティア「……やるじゃん、ナイトくん」

妖艶な微笑みを浮かべたまま、その身体は塵となって崩れ落ちた。


稲光が消え、静寂が戻る。

ジンは振り返り、エリシアの姿を確認する。

ジン「……無事か?」

エリシア「うん!ありがとう!」


雷に照らされた二人の影を残して、結界が解け、外界へと戻っていく。

(^^)/

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