不死を試す者
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湖畔に広がる瘴気の結界。
対峙するのは、魔界四大悪魔に匹敵する七大貴族のひとり。
ドルミナス「君……一人でいいの?さっきの彼も言ってたけど、僕、〝不死身〟だよ?」
不意に肩を竦めながらも、瞳は一切の油断を許さぬ光を放っている。
DCは軽く浮かび、顎に指を添えてにやりと笑った。
DC「不死身……ねぇ。それ以外に特別な魔力はないの?」
ドルミナス「あるよ。他にもいろいろ。単純な攻撃魔法から、属性変化の応用まで。……興味本位で聞くには危険すぎるよ」
DC「へぇ~、詳しく聞きたいわね。魔力研究の知識として」
ドルミナスは小さくため息を吐いた。
ドルミナス「ここで死んじゃうかもしれないのに……熱心だね。でも残念、僕は君に興味ないから。さっさとやろうか」
DC「困るわ。それじゃあ実験にならない。不死身だから死なないんでしょ?だったら――」
瞳に不穏な光を宿す。
DC「全部の使用魔法を知るために……相当ひどいこと、しなきゃダメよね」
悪魔の笑みを浮かべるDC。
その一瞬で、ドルミナスの背筋に冷たいものが走った。
ドルミナス「……っ!?」
考えるより先に、強力な防御魔法を展開。
厚い光壁が結界の中に立ち上がる。
DC「まず一つ」
闇の魔力で形作った巨大な戦斧を振り下ろす。
「ギィィン!」と甲高い音とともに盾は粉々に砕け、刃はドルミナスの胸を浅く裂いた。
ドルミナス「なっ……僕にダメージを!?」
血が赤黒い霧となり、瞬く間に傷が塞がっていく。
DCは冷たく言い放つ。
DC「防御魔法は……60点ってところね」
ドルミナス「……っ!」
不死身ゆえに死にはしない。だが「攻撃が通った」という事実に、彼の表情に焦りが差す。
DCはゆっくりと宙を歩きながら近づき、指先に次の魔法陣を描いた。
DC「大丈夫。話さなくてもいいわ。これから――たっぷり試させてもらうから」
ドルミナス「この……ガキが……!」
冷や汗が頬を伝う。
不死の名を誇る彼でさえ、本能が警告を鳴らしていた。
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