雷と光の誓い
(^^)/
エリシア「はぁ……はぁ……ぐっ……」
口から鮮血が滴り落ち、膝が地に沈み込む。肩で荒い息をしながらも杖を握りしめる。
ルナティア「もうおしまい?」
金色の髪を揺らし、艶やかな笑みを浮かべる。
ルナティア「人間にしちゃ上出来だったけど……ここまでね」
周囲を取り囲むのは、将軍級と呼ばれるゾンビたち。鎧を身にまとい、ただのアンデッドとは比べ物にならぬ力を放っている。
ルナティア「さて……」
白い指先がひらりと動く。
ルナティア「ここはもう終わらせて、別の結界に行こうかしらね。大丈夫♡あなたも結構強かったから、私の”愛の軍団”に入れてあげるわ」
その瞬間、空気を裂く轟音――
「バチィィィィィンッ!」
一本の稲妻が夜空を切り裂き、ゾンビ軍をまとめて吹き飛ばす。
雷光に目を細めるエリシア。
土煙の中から現れたのは、白髪の少年。黒き羽を背に、蒼く光る瞳を鋭く光らせていた。
ジン「……無傷、ってわけじゃなかったか」
肩口には浅い傷が覗く。だが立ち姿は揺るぎない。
ジン「悪いな、かなり遠くの結界に飛ばされて……急いで戻ってきた」
エリシア「……えぇ、ありがとう」
その声には安堵がにじむ。
ルナティア「ふふっ。なになに?二人はLOVEな関係なの?」
唇を艶めかせ、挑発するように見つめる。
ジン「俺はこいつを任された。それだけだ」
感情を乗せない冷ややかな声。
ルナティア「つれないのね。でもいいわ、あなたも愛してあげる♡ 一生私に尽くしなさい」
エリシア「気を付けて。あのゾンビ……一体一体がかなりの強さよ」
ジンはちらりと彼女を見やり、口角をわずかに上げた。
ジン「大丈夫だ。そこから動くな」
両目が蒼く輝き、黒雷が全身を纏う。空気が震え、瘴気すら後退する。
ジン「……ここから先は――塵一つ通さない」
雷鳴とともに、彼の決意が戦場に轟いた。
(^^)/




