表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の左腕  作者: 770
135/149

炎狼の共闘

(^^)/

ベロガン「そろそろおしまいだ、いただきましょうか」

大口を開けて迫るベロガン。その口腔は底なしの闇のようで、牙は大岩すら砕くほど鋭い。


リーディ(もうだめだ、避けきれない!)

恐怖にすくみ、動けなくなるリーディ。


直後――炎を纏った槍が雷鳴のように落ち、二人の間を断ち切った。

「ゴウッ!」と大地が焼け焦げ、灼熱の熱風が広がる。


イグニス「大丈夫か?リーディ?」

槍を地面に突き立て、堂々と立つ南天の悪魔。


リーディ「イグニズウゥゥゥ、怖かったぁぁぁぁ!」

涙目で飛びつくリーディ。


イグニス「バッカ!泣いてんじゃねぇ!」

リーディの頭を乱暴に撫でてから、ベロガンを睨みつける。

イグニス「さっきのガキは小回り効きすぎてやりにくかったけど、今度はデカブツか!やりやすいってもんだ!」


ベロガンは血に濡れたような舌で口を舐めながら、しかし妙に礼儀正しく頭を下げた。

ベロガン「おや、二品目ですか。私は7大貴族、〝空腹〟のベロガン。どうぞよろしくお願いしますよ」


イグニス「その感じで紳士的なのかよ!まぁいい!」

背後に炎の翼を広げ、口角を吊り上げる。

イグニス「魔界四大悪魔・南天のイグニスだ!よろしくな!」


リーディ「イグニス……」


イグニスはリーディの肩を叩く。

「リーディ、魔人化しな!」


リーディ「魔人化……してもダメだったんだよぅ!」


イグニス「駄目じゃねぇ!絞り出してこそ漢だ!根性見せろ!」

その瞳には、師匠でもあり父親のようでもある厳しさが燃えていた。


リーディ「……わかった!」

震える声を振り切り、獣の本能を解き放つ。

リーディ「――魔狼顕現ッ!!」


銀色の毛並みが膨れ上がり、筋肉が膨張する。狼の咆哮が辺りを震わせた。


イグニス「そうだ、それでいい!」

二人の炎が混ざり合い、荒れ狂う獄炎の竜巻となってベロガンを包む。


イグニス「焼き加減はレア派なんだがなぁ……」

拳を握り、ニヤリと笑う。

イグニス「今回は焼きすぎぐらいじゃすまねぇぜ!」


ベロガンはその体に炎を受けながらも、飢えた笑みを崩さない。

ベロガン「ふふ……では、こちらもしっかり調理させてもらいますので……ご安心を」


三つの影が炎の中で交錯する。

決戦の火蓋は、いま切って落とされた。

(^^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ