表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の左腕  作者: 770
134/149

雷と水禍

(^^)/

ヴォルト「……ネレウス……貴方はいったいどこまで堕ちてしまった……」

ネレウス「ヴォルト……いや、アテネ。お前を殺せる日が来るとはな……」

その瞳に宿るのは、かつての盟友を見据える冷徹な殺意。


ヴォルトの左腕が槍へと変じ、青白い雷を帯びて振り下ろされる。

雷閃が一直線にネレウスを裂こうと走る。


ネレウス「無意味だ」

水膜のような魔力が雷を弾き、炸裂音だけが虚空を震わせた。


ネレウス「右腕を使え、ゼノアスの意思を見せろ」

ヴォルト「断る!」


次の瞬間、ヴォルトの姿が消えた。

雷速の踏み込み、十重二十重に生まれる残像。空間を縦横無尽に切り裂く。


ヴォルト「――《雷閃槍・紫電葬》!」

無数の槍閃が降り注ぎ、湖畔の大地を穿つ。


しかし、その全てを覆い隠すように蒼黒い瘴気が立ち込める。

ネレウス「《毒霧・奈落の淵》」

立ち上る霧はただの瘴気ではない。触れた瞬間、肉体と魂を同時に蝕む禁忌の水禍。


雷の残像が一つ、二つと霧に呑まれて消えていく。


ヴォルト「……こんなもの……!」

残る一閃が霧を切り裂き、前へと踏み込む。

槍が大地を抉り、毒霧を裂く雷鳴が轟いた。


互いに距離を取り直し、対峙する二人。


ネレウス「アテネ……雷も悪くはない。だが水禍はすべてを呑み尽くす」

ヴォルト「私はゼノアスではない。私は私の意思で槍を振るう!」


湖畔を割る雷鳴と、地を濁す水禍。

二つの原初が、次の一手を見据えた。

(^^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ