絶対を砕く矛
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結界の中、無機質な静けさが広がる。
互いの視線が絡み合うだけで、空気が張り詰めていた。
DC(くそっ……魔法陣が展開できない……魔力操作を阻害する結界魔術……!)
額に汗が滲む。
オルガレス「強がっても無駄です。魔力を練れぬあなたは、ただの人間以下……」
ゆったりと歩を進め、影のように近づく。
DC(考えろ……外部には出せなくても、体内で練り上げることはできる……)
オルガレスの姿が目の前に迫る。
次の瞬間――
オルガレス「あなたの体を引き裂きましょう」
手刀が振り下ろされ、DCの身体を袈裟懸けに切り裂いた。
DC「ぐはっ……!」
地に崩れ落ち、黒い血が広がる。
オルガレス「……話になりませんね。」
――結界は解けない。
視線を落としたオルガレスの目に映ったのは、闇に溶けて消えていく残骸。
DC「……250mか。結構な距離ね」
遠方、宙に浮かぶDCの姿。
鋭い眼光とともに、両手に漆黒と白光を重ね合わせる。
DC「さぁ――貫いてあげる。《ルクス=テネブリス・ランス》!!」
虚空に走る、光と闇の複合魔槍。
その速度は稲妻をも超え、空間ごと裂きながらオルガレスへ迫った。
オルガレス「無駄だ。すべての魔法は――消える」
刹那、槍は霧散。
一瞬で消滅した。
オルガレス「ふっ……見苦しい。ではもう一度、殺して差し上げましょう」
ゆっくりと近づこうとする。
だが――
DC「アタシの魔力は“インフィニティ・ドライブ”。一度発動した魔術は、消されても無駄なのよ」
背後から響く轟音。
消えたはずの槍が復活し、軌跡を描いてオルガレスの胸を貫いた。
オルガレス「あ……がっ……」
鮮血を吐き、巨躯が崩れ落ちる。
DC「――なんだ、“最強”ってのはこの程度なの?」
冷笑を浮かべ、槍を弾き飛ばすように消し去った。
沈黙の結界に、勝者の影だけが立っていた。
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