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悪魔の左腕  作者: 770
132/149

絶対を砕く矛

(^^)/

結界の中、無機質な静けさが広がる。

互いの視線が絡み合うだけで、空気が張り詰めていた。


DC(くそっ……魔法陣が展開できない……魔力操作を阻害する結界魔術……!)

額に汗が滲む。


オルガレス「強がっても無駄です。魔力を練れぬあなたは、ただの人間以下……」

ゆったりと歩を進め、影のように近づく。


DC(考えろ……外部には出せなくても、体内で練り上げることはできる……)


オルガレスの姿が目の前に迫る。

次の瞬間――


オルガレス「あなたの体を引き裂きましょう」

手刀が振り下ろされ、DCの身体を袈裟懸けに切り裂いた。


DC「ぐはっ……!」

地に崩れ落ち、黒い血が広がる。


オルガレス「……話になりませんね。」


――結界は解けない。

視線を落としたオルガレスの目に映ったのは、闇に溶けて消えていく残骸。


DC「……250mか。結構な距離ね」


遠方、宙に浮かぶDCの姿。

鋭い眼光とともに、両手に漆黒と白光を重ね合わせる。


DC「さぁ――貫いてあげる。《ルクス=テネブリス・ランス》!!」


虚空に走る、光と闇の複合魔槍。

その速度は稲妻をも超え、空間ごと裂きながらオルガレスへ迫った。


オルガレス「無駄だ。すべての魔法は――消える」


刹那、槍は霧散。

一瞬で消滅した。


オルガレス「ふっ……見苦しい。ではもう一度、殺して差し上げましょう」


ゆっくりと近づこうとする。

だが――


DC「アタシの魔力は“インフィニティ・ドライブ”。一度発動した魔術は、消されても無駄なのよ」


背後から響く轟音。

消えたはずの槍が復活し、軌跡を描いてオルガレスの胸を貫いた。


オルガレス「あ……がっ……」

鮮血を吐き、巨躯が崩れ落ちる。


DC「――なんだ、“最強”ってのはこの程度なの?」

冷笑を浮かべ、槍を弾き飛ばすように消し去った。


沈黙の結界に、勝者の影だけが立っていた。

(^^)/

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