“絶対”の支配
(^^)/
漆黒の結界空間。
静寂を切り裂くように、二人の気配がぶつかり合う。
オルガレス「……」
表情ひとつ変えず、冷ややかな視線をDCに注ぐ。
DC「……どうしたの? 私の美脚に見とれてるの?」
腰に手を当て、わざと挑発するように脚を見せつける。
オルガレス「ふぅ……態度は横柄で傲慢。だが実力は一番。どこにでもいるものですね」
DC「アタシのどこが横柄なのよ。クールで知的で、しかも美しいでしょ?」
オルガレス「私は七大貴族最強――“絶対”のオルガレス」
淡々と放たれた言葉に、空気そのものが重くなる。
DC「最強……? じゃあ、アンタを倒せばほかの奴らは余裕ってわけね」
オルガレス「私はね、我慢ならないのですよ」
鋭い瞳がDCを射抜く。
DC「……何が?」
オルガレス「そもそも――なぜあなたは浮いているのです。“頭が高い”ですよ」
直後。
ドォンッ!!
DC「っ!? きゃっ!」
見えない力に叩き落とされ、DCの身体は結界の地面へとたたきつけられた。
反射的に魔力障壁を張ったにもかかわらず、そのまま地面にめり込む。
DC「ぐっ……! 何よ、これ……ただの圧力じゃない……」
オルガレス「私の言葉は“絶対”です。立つなと命じれば、立てません。沈めと命じれば、沈むしかない」
地を支配する“絶対”の力。
その存在そのものが“規律”であり、“命令”であるかのように。
DC(――やばい。こいつ、言葉通りに現実をねじ曲げてる……!)
オルガレスはゆっくりと歩み寄り、上から見下ろす。
オルガレス「それでも立ち上がるのですか? 愚かですね」
DC「……クッ、愚かで結構よ」
口元に笑みを浮かべながら、血のついた唇で呟く。
DC「アタシはね……“絶対”なんて言葉、大っ嫌いなのよ」
魔力が渦を巻き、DCの周囲に無数の魔法陣が浮かび上がる。
光・炎・氷・闇……その数十、数百。
オルガレス「……それも無駄です」
冷たい声が響いた瞬間、魔法陣が一斉に砕け散る。
DC「っ!? ……なるほど、“最強”ってのは伊達じゃなさそうね」
肩で息をしながらも、DCの瞳は燃えていた。
(^^)/




