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悪魔の左腕  作者: 770
127/149

“絶対”の支配

(^^)/

漆黒の結界空間。

静寂を切り裂くように、二人の気配がぶつかり合う。


オルガレス「……」

表情ひとつ変えず、冷ややかな視線をDCに注ぐ。


DC「……どうしたの? 私の美脚に見とれてるの?」

腰に手を当て、わざと挑発するように脚を見せつける。


オルガレス「ふぅ……態度は横柄で傲慢。だが実力は一番。どこにでもいるものですね」


DC「アタシのどこが横柄なのよ。クールで知的で、しかも美しいでしょ?」


オルガレス「私は七大貴族最強――“絶対”のオルガレス」

淡々と放たれた言葉に、空気そのものが重くなる。


DC「最強……? じゃあ、アンタを倒せばほかの奴らは余裕ってわけね」


オルガレス「私はね、我慢ならないのですよ」

鋭い瞳がDCを射抜く。


DC「……何が?」


オルガレス「そもそも――なぜあなたは浮いているのです。“頭が高い”ですよ」


直後。

ドォンッ!!


DC「っ!? きゃっ!」


見えない力に叩き落とされ、DCの身体は結界の地面へとたたきつけられた。

反射的に魔力障壁を張ったにもかかわらず、そのまま地面にめり込む。


DC「ぐっ……! 何よ、これ……ただの圧力じゃない……」


オルガレス「私の言葉は“絶対”です。立つなと命じれば、立てません。沈めと命じれば、沈むしかない」


地を支配する“絶対”の力。

その存在そのものが“規律”であり、“命令”であるかのように。


DC(――やばい。こいつ、言葉通りに現実をねじ曲げてる……!)


オルガレスはゆっくりと歩み寄り、上から見下ろす。


オルガレス「それでも立ち上がるのですか? 愚かですね」


DC「……クッ、愚かで結構よ」

口元に笑みを浮かべながら、血のついた唇で呟く。

DC「アタシはね……“絶対”なんて言葉、大っ嫌いなのよ」


魔力が渦を巻き、DCの周囲に無数の魔法陣が浮かび上がる。

光・炎・氷・闇……その数十、数百。


オルガレス「……それも無駄です」

冷たい声が響いた瞬間、魔法陣が一斉に砕け散る。


DC「っ!? ……なるほど、“最強”ってのは伊達じゃなさそうね」

肩で息をしながらも、DCの瞳は燃えていた。

(^^)/

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