決戦の扉
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翌朝――。
カイ「よし!行くぞ!最終決戦だ!」
勢いよく立ち上がるカイ。その目はすでに東の山を見据えている。
イグニス「おう!やっと血が騒ぐ展開だな!その意気だ、カイ!」
豪快に肩を叩くイグニス。
リーディ「へぇ~? 朝はエリシアに起こしてもらってたくせに、よく言うね!」
にやにや笑いながら茶化すリーディ。
エリシア「っ!? ちょっ、リーディ!」
耳まで真っ赤にし、慌てて両手を振るエリシア。
DC「こら犬っころ!野暮なこと言うんじゃないわよ!」
指を突きつけるDC。
リーディ「え?なんでそんな怒られるの? 事実だし」
小首を傾げるリーディに、エリシアはますます赤面。
場の空気が少し和んだ。
―――
東の山脈。
重苦しい瘴気が空を覆い、雷鳴のような轟音が地を震わせる。
DC「……? もう戦いが始まってる?」
目を細め、魔力の揺らぎを読み取る。
DC「相手は……ヴォルトね」
カイ「!? ヴォルトが!? 助けに行こう!」
声を荒げ、一歩前に出るカイ。
シュリーデ「やめときなさいよ。ヴォルトとバシリスクがやりあって、どっちかが弱ったところを倒せばいい。それが一番効率的でしょ?」
鉄扇をひらりと広げ、冷静に告げるシュリーデ。
カイ「……あいつは戦いたいわけじゃないんだ!」
腰のダガーを強く握りしめる。
カイ「それに、俺はあいつに借りがある!」
その手にあるのは――ヴォルトから託された「命削りのナイフ」。
カイ「DC!空間転移頼む! 俺だけでいい!」
DC「はぁ? 一人で英雄気取りする気? そんなの許さないわ。アタシも行く。魔王ってやつを、この目で見てみたいしね」
にやりと笑うDC。
シュリーデ「まったく……。カイはお人好しが過ぎるわね。でも仕方ないわ、そういうところが嫌いじゃないのよ。……わかった、全員で行きましょ」
イグニス「おう! まとめてぶっ潰せるチャンスだ!」
リーディ「悪者じゃないなら助けたいし!」
エリシア「みんなで行こう、一緒に!」
ジン「……ふん。無茶をするなよ」
DCの足元に魔法陣が浮かび上がり、空間が大きく裂けていく。
DC「じゃあ――開け、転移門!」
灼けるような光が広がり、7人の影を飲み込んでいった。
――最終決戦の舞台へ。
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