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悪魔の左腕  作者: 770
115/149

儀式の刻へ

(^^)/

北の街へとたどり着いた六人は、喧騒の中を歩きながらきょろきょろと辺りを見渡していた。


エリシア「……どこにいるんだろう?」

DC「どうせあのカジノよ。あの人、酒か賭け事しかないでしょ。ひとっ飛びして呼んでくるわ」

カイ「待て待て待て! お前は絶対一人でカジノに行くな!」

リーディ「また部位を賭けに取られちゃうよ!」

ジン「……カジノで部位まで賭ける? ……あほなのか、こいつ」ドン引きした顔でため息をつく。

DC「今はちゃんとあるからいいの! 失礼ね!」


笑いながらもどこか和やかな空気のまま、一行はそのカジノのVIPルームへと足を運んだ。


―――


煌びやかなシャンデリアの下、豪奢な椅子に脚を組んで座っていた女が軽やかに手を振る。


シュリーデ「やっほ~♡ 話はぜんぶ聞いたわよ」

イグニス「おう、なら早ぇ話だ。しばらくは共闘ってことでいこうじゃねぇか」

リーディ「心強いね! この七人なら!」

エリシア「シュリーデ、お願いしますね」

DC「あっ、あそこのルーレット! また部位が景品になってるじゃない!」

カイ「絶対に行くなよ!」


場がざわつきながらも、空気は自然と「決戦」に向けて引き締まっていく。


カイは改めて皆に切り出した。


カイ「……まずは、バシリスクを魔王にするんだけど……」

羽『ヒヒ……問題ねぇ。もうカウントとしては“器”として数えられてるぜ』

カイ「ほんとか? 嘘ついて、俺を器にしようとしてんじゃないだろうな?」


シュリーデ「本当よ。エリシア、DC、ジン。魔力感知してみなさい。もう“バシリスクの気配”は完全に消えてるでしょ?」

イグニス「なんだと? 本当にそうなのか?」


カイ「……俺は感知系はまったくだからわからねぇ」

リーディ「僕も。これだけ距離があると全然……」


DC「でも確かに……少しずつ東に動いてる。間違いないわ」

シュリーデ「東の山ね。あそこは渓谷に瘴気がたまりやすいから、あの化け物も自然とそっちに引き寄せられてるんでしょう」

カイ「……東の山に行くまでに決着をつけたいな」


シュリーデ「じゃあ早速、ここで結界を張るわ。安全な空間でとっとと儀式を済ませましょ♡」

DC「ふふ……命と引き換えの魔術、研究のし甲斐があるわね」

カイ「俺は死なない! 絶対に!」

ジン「……俺もだ。リシェルのためにも……」


その強い決意に、場の空気が固く引き締まった。


シュリーデ「じゃあ始めるわね。“魔域結界ヘルヘイム・サークル”」

彼女の周囲に幾重もの鉄扇の軌跡が舞い、黒紫の紋様が床へ刻まれていく。


DC「了解。補助は任せて。“魔力律動エターナル・リゾナンス”」

彼女の魔法陣がシュリーデの結界と重なり、空気そのものが震えるほどの魔力が辺りを満たしていく。


イグニス「おお……こりゃ本格的だな!」

エリシア「カイ……」

カイ「大丈夫だ、絶対にやり遂げる」


闇を裂く儀式の光が、決戦の幕開けを告げていた。

(^^)/

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