眼
(^^)/
闇が晴れ、静けさを取り戻した戦場。
カイは膝をつき、呼吸の荒いDCに駆け寄った。
カイ「大丈夫か? DC」
DC「えぇ……まぁ。ふぅ……魔力が切れそうなのは久しぶりね……」
カイは眉をひそめ、周囲を警戒する。
カイ「……あいつはどこへ飛ばしたんだ?」
DC「うまくいけば魔界の果てまで飛んで行ってるけど……駄目でしょうね。
せいぜい、ここから少し東の――魔界中央部、ってとこじゃないかしら?」
空気が一層重くなる。
そこへ、疲れ切った足取りでジンが現れた。
ジン「……おい」
カイ「? どうした、ジン?」
ジンが無言で差し出したものを、カイは受け取る。
それは――不気味に蠢く悪魔の部位、「目玉」だった。
カイ「……これは……!」
ジン「ふん。人間界で奪った“目”の借りを返したまでだ」
ジンの拳は血に濡れ、怒りと憤りを宿したまま。
カイは強く頷き、声を上げた。
カイ「ありがとな! みんな! ……でもDCが珍しく魔力切れ寸前だ。
いったん体制を立て直そう!」
DC「人を! お荷物みたいに! 言うなってのよ!」
仲間たちの安堵と疲労が入り混じる中、その場は一時撤退となった。
――その夜。
焚き火の灯りに照らされ、疲れた顔を隠さず座るジンが口を開いた。
ジン「……実はお前たちに、伝えておかなくちゃならねぇことがある」
炎の揺らめきに、仲間たちの表情が一斉に緊張に変わる。
(^^)/




