巨腕の壁
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瓦礫の広場に、巨体の影が立ちふさがる。
肩を鳴らしながら笑う怪力の戦士、ゴルガス。
ゴルガス「ヒヒヒ……お前ひとりか。運が悪ぇな、坊主」
リーディ「……あんたを倒せば、皆の道が開く。俺ひとりで十分だ」
ゴルガス「骨ごと粉々にしてやるぜぇ!」
次の瞬間、ゴルガスの拳が地面を叩き砕いた。轟音と衝撃波、宙に舞う瓦礫。
リーディは紙一重で跳び退き、壁際に追いやられる。
リーディ「重い……! 直撃すれば即死だ」
巨腕が二度三度と振るわれ、その度に地面が抉れる。
リーディは必死に駆け、飛び、瓦礫を踏み台にしてかわす。
ゴルガス「ちょこまか逃げやがって! 速さだけじゃ俺は止められねぇぞ!」
リーディ「……遅い。けど、一撃ごとの圧が尋常じゃない。避けた衝撃波で体が持っていかれる……!」
頬をかすめた風圧で血が飛ぶ。服が裂け、腕に傷が走る。
だがゴルガスは一転して冷笑を浮かべた。
ゴルガス「同じ避け方ばかりだと……読めるんだよ!」
両腕を大きく薙ぎ払い、広場の出口を塞ぐ。
逃げ場を失ったリーディは、壁際に追い込まれてしまう。
リーディ「……くっ、行き場が……!」
ゴルガス「終わりだぁ!」
横殴りの拳が迫る。リーディは潜り込もうとしたが、振り抜かれた腕の風圧に弾き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
リーディ「ぐあっ……!」
口から血を吐き、視界が揺れる。
ゴルガスは楽しげに踏み込んでくる。
ゴルガス「ハハハッ! どうした? それで終わりか?」
巨足が振り上げられ、踏み潰されそうになる。
リーディは膝をつきながらも、剣を杖にして立ち上がろうとする。
リーディ「……まだ……倒れるわけにはいかない……」
脳裏に浮かぶのは仲間たちの姿。笑顔、戦う背中。
それが彼を奮い立たせる。
リーディ「俺が……立たなきゃ……!」
血に濡れた顔で睨み返すリーディに、ゴルガスは獰猛に笑った。
ゴルガス「ヒヒッ……いい目だ。まだやる気かよ、坊主」
重苦しい空気の中、両者の視線がぶつかり合う。
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