王座の間の影
(^^)/
荒野を抜け、西の村へと足を踏み入れた。
カイ「意外と敵も出ないな……」
かつて村を埋め尽くすように押し寄せてきたゾンビたちは、今や虚ろな瞳で道端を徘徊するばかり。襲いかかってくる気配すらない。
DC「いいじゃない。無駄に魔力を消費しなくて済むんだから」
ジンは一歩遅れて足を止め、鋭い視線を中央の城へと送った。白髪の隙間から光る魔眼が、禍々しい魔力を捉えている。
ジン「……確かに楽だが、油断は禁物だ。あの城から感じる魔力……並大抵じゃない」
リーディ「でも、ここまで来たんだ! 引いてられない! 絶対に倒す!」
その声に、カイもエリシアも笑みを浮かべた。
道中、時折ゾンビの群れに道を塞がれはしたが、今の彼らにとっては鍛錬にすらならない。
DCの空間魔法で一掃し、ジンの雷で焼き払い、リーディの爪が一閃する。
エリシアの光は仲間を守り、カイの剣は道を切り開いた。
こうして5人は、ほとんど傷ひとつなく、ついに城の最深部へと到達する。
カイ「……ここだな」
重厚な扉を見上げ、剣に力を込めた。
カイ「気配の出どころは間違いない」
エリシア「すごい……これまでに感じたこともない魔力……」
DC「考えてる暇があったら、さっさと開けなさい」
言うが早いか、DCの指先から走る光が扉を吹き飛ばす。轟音とともに舞い散る石片、その先に広がる空間は、異様な静けさに包まれていた。
奥に据えられた大業な椅子。そこに鎮座するのは、白髭を蓄えた巨躯の悪魔。
その体格は、かつてのドミナスすら小さく見せるほどの威圧感を放っている。
さらに、その周囲には3体の従者が立ち並び、主を護るかのように睨みを利かせていた。
カイ「あいつか……」
エリシア「まさかここまでとは……」
だが、DCとジンだけは違った。二人は同時に口角を上げ、愉快そうに目を細めた。
DC「部位が取り放題だな!」
ジン「だね♡」
その声は重苦しい空気を切り裂き、戦いの火蓋が近いことを告げていた。
(^^)/




