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悪魔の左腕  作者: 770
102/149

王座の間の影

(^^)/

荒野を抜け、西の村へと足を踏み入れた。


カイ「意外と敵も出ないな……」


かつて村を埋め尽くすように押し寄せてきたゾンビたちは、今や虚ろな瞳で道端を徘徊するばかり。襲いかかってくる気配すらない。


DC「いいじゃない。無駄に魔力を消費しなくて済むんだから」


ジンは一歩遅れて足を止め、鋭い視線を中央の城へと送った。白髪の隙間から光る魔眼が、禍々しい魔力を捉えている。

ジン「……確かに楽だが、油断は禁物だ。あの城から感じる魔力……並大抵じゃない」


リーディ「でも、ここまで来たんだ! 引いてられない! 絶対に倒す!」


その声に、カイもエリシアも笑みを浮かべた。


道中、時折ゾンビの群れに道を塞がれはしたが、今の彼らにとっては鍛錬にすらならない。

DCの空間魔法で一掃し、ジンの雷で焼き払い、リーディの爪が一閃する。

エリシアの光は仲間を守り、カイの剣は道を切り開いた。


こうして5人は、ほとんど傷ひとつなく、ついに城の最深部へと到達する。


カイ「……ここだな」

重厚な扉を見上げ、剣に力を込めた。

カイ「気配の出どころは間違いない」


エリシア「すごい……これまでに感じたこともない魔力……」


DC「考えてる暇があったら、さっさと開けなさい」


言うが早いか、DCの指先から走る光が扉を吹き飛ばす。轟音とともに舞い散る石片、その先に広がる空間は、異様な静けさに包まれていた。


奥に据えられた大業な椅子。そこに鎮座するのは、白髭を蓄えた巨躯の悪魔。

その体格は、かつてのドミナスすら小さく見せるほどの威圧感を放っている。


さらに、その周囲には3体の従者が立ち並び、主を護るかのように睨みを利かせていた。


カイ「あいつか……」


エリシア「まさかここまでとは……」


だが、DCとジンだけは違った。二人は同時に口角を上げ、愉快そうに目を細めた。


DC「部位が取り放題だな!」

ジン「だね♡」


その声は重苦しい空気を切り裂き、戦いの火蓋が近いことを告げていた。

(^^)/

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