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悪魔の左腕  作者: 770
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決戦前の集結

(^^)/

朝靄がまだ残る村の外れ。

焚き火の灰が風に舞い、静けさが張り詰めていた。


カイは剣の柄を握りしめ、大きく息を吐く。


カイ「……よし、いよいよだな」


隣で髪を結い直すエリシアが、軽く頷いた。


エリシア「うん。これ以上逃げても仕方ないしね。ここで終わらせよう」


その言葉に被せるように、にやりと笑うDC。


DC「あらあら?昨夜はよく眠れたのかしら?」


エリシア「っ……!? な、なにを……!」

顔を真っ赤にして慌てるエリシア。


カイ「おいDC、余計なこと言うな!」

リーディは首をかしげ、きょとんとしていた。


リーディ「??? なんの話?」


エリシア「な、なんでもないから!」

慌てて話題を切るが、耳まで真っ赤だった。


カイは軽く肩をすくめ、剣を構え直す。


カイ「……で、そろそろか?」


DCは真剣な眼差しで頷いた。


DC「えぇ。もう“来る”わ」


その瞬間、空気が震え、地面に魔法陣が展開される。

眩い光が広がり、やがてそこから一人の少年が姿を現した。


雪のような白髪、片目が蒼く光る少年——ジンだった。


カイ「待ってたぜ、ジン!」

力強く一歩を踏み出し、手を差し伸べる。


カイ「力を貸してくれ!」


ジンは短く息をつき、真っ直ぐに答える。


ジン「あぁ……お前達には借りもある。いくらでも手を貸そう」


リーディは驚きの声を上げる。


リーディ「ジン!? なんで……なんでここに!?」


エリシアが落ち着いた声で補足した。


エリシア「前に戦ったドミナスより強い相手なら、私たちだけじゃ手に負えないかもしれない。だから、あの戦いの後に遠隔魔法で声をかけておいたの」


ジンは腕を組み、カイをじっと見つめる。


ジン「……お前がどこまで本気なのか、見せてもらうぞ」


カイはにっと笑った。


カイ「もちろんだ! 借りを返すのも、未来を掴むのも、全部ここで決める!」


DC「ふふっ、なんだか熱血っぽくて笑えるわね。ま、頼りにしてるわよ、雷の坊や?」


ジン「坊やはやめろ」


カイ「ははっ……じゃあ行くか!」


カイは仲間たちを振り返り、力強く叫ぶ。


カイ「最終決戦だ!」


リーディ「おーっ!」

エリシア「必ず勝とう!」

DC「じゃ、派手にいきましょ♡」

ジン「……終わらせる」


朝日の中、五人の影が一斉に進み出す。

その背には決戦を前にした強い決意が宿っていた。

(^^)/

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