#1 神様は異世界転移する
皆様始めまして、飴宮です。
普段はpixivにて小説などを投稿している者です。
今回思い切ってこの小説家になろうに投稿させていただきました。
是非、見ていただけたら幸いです。
[chapter:〜第1節 プロローグ〜]
「神様」
それは一般的には、宗教的な存在や、自然現象、あるいは偉大な力を持つ存在を指す、太古から人々から崇拝されてきた
人知を超える存在である。
そして、神は我々の生活の中に潜んでいるかもしれません。
これはそんな現代を生きる神の一人の異聞録である。
飴宮「……ふぁ〜〜〜……眠いねぇ……」
飴宮はベッドから身体を起こし、顔を洗いに洗面台へと向かう。
「ジャバッ!!ジャバッ!!…ゴシゴシ…ジャバッ!!」
タオルで顔を拭き、自分の容姿を確認する。
飴宮「ふぅ、スッキリ〜!!」
彼の名前は「飴宮響鬼」。神様の一人「創生神」の名を持つ、現代に生きる神様である。
普段はある学園で教師をしているようだ。
飴宮「さぁてと〜朝ご飯食べて、在宅勤務や〜」スタスタ…
???「………あれが創生の神か………フン、呑気なものだな。ここは少しスパイスを加えようか」
その者は飴宮の様子を窓から見ると虚空に消えてしまった。
飴宮「………」カキカキ、カタカタ
朝ご飯を済ませた飴宮は仕事に取り掛かった。
そこから3時間後……
飴宮「ふぅ…ちょっと休憩しますか…」
そう思い、飲み物を取りに行こうと部屋から出ようとした時
飴宮はドアノブが開かないことに気づいた。
飴宮「あれ……開かない…壊れたのかなぁ?いやぁまさかそんな乱暴に扱ってないしそんなこと…」
すると突然周りが暗くなり、飴宮の足元に黒い魔法陣が光輝く。
「ブォォォォォン……!!」
飴宮「!!」
飴宮は警戒態勢になり、服装を整え、虚空から「妖刀 ムラマサ」を取り出す。
飴宮「どこだ…どこにいる…」
???「全ての世界を創り出した神でも、所詮人間と同じ暮らしをしていたら平和ボケもするか。…神の位も堕ちたもんだな。」
飴宮「誰だ!!」
???「……この世界に「創生の神」は「二人」も要らない」
飴宮「…え…?」
その言葉と同時に飴宮の意識は消えた。
???「我は望む、世界の創生を。世界は願う、安寧の休息を。」
[第2節 神様は異世界転移する〜]
飴宮「(………冷たい……苦しい………まるで深海に沈められたみたいに身体も重い……)」
飴宮は悶え、必死に水中から出ようとする。
すると、日の光が深海を照らし出したのだ。それはまるで道しるべのように。
飴宮「(……なんだろう……凄く温かいな……ぁ……)」
飴宮は日の光を頼りに泳ぎ、深海から出ようとした瞬間、意識を取り戻す。
????「……よしよし」ナデナデ
飴宮「ん……ん……( ゜д゜)ハッ!!」
????「ひゃぁぁぁぁ!?」
少女は驚き思わず飴宮を膝枕の状態から突き放してしまう。
飴宮「?……ぅぉぉあぃぁぁぁ!!いてッ。」ゴツン
飴宮は硬いフローリングされた床に頭をぶつける。
????「わわわ…大丈夫ですか…?」
飴宮「いてて…大丈夫大丈夫………わー……お……すっごい……」
飴宮は思わず息を呑む。
館内は沢山の本が棚に敷き詰められており、空中に本が漂っていたり、魔術によって幻想的な空間が作られていた。
飴宮「こんなに大きな図書館は始めてだ…」
????「えへへ…///なんか照れますね…♪」
飴宮「あ、さっきはいきなり驚かせてごめんね。僕は飴宮響鬼。気軽に飴宮とか響鬼とか呼んでも大丈夫だよ。」
ルドック「は、はい。飴宮さん…ですね。私は…ルドック・ラヴァと言います。この「夕凪大図書館」の館長であり、ここの守護神でもあります。よろしくお願いします。」
ルドックは飴宮にお辞儀をする。
ライトグレーのロングヘアーに天使のような輪っかがあり、服装は白を基調としたレースのような服に綺麗な装飾をつけ、脇に本を抱えていた。
飴宮「うん♪よろしく、ルドック。」
そう言うと飴宮はルドックと握手しようとする。
ルドック「は、はい!!よろしくお願いします…。」
ルドックが飴宮と握手しようとした瞬間……
飴宮「!?危ない!!」
ルドック「え…」
飴宮はルドックを片腕で抱える形で引き寄せる。
カァァァァァアン!!
飴宮「…ふぅ…なんとか……というかなんでタライが急に…」
ルドック「………///////////////(ち、近いっ…///あと…なんか凄いドキドキする…//////)」
飴宮「ルドック、怪我は…って顔めっちゃ赤くなってない!?大丈夫!?」
ルドック「だ、大丈夫…れ…ふ…///」カァァァァ……
飴宮「大丈夫じゃなさそうだけど!?とりあえずソファに…!」
〜しばらくして〜
ルドック「…ふぅ…大分落ち着けました…」お茶を飲む
飴宮「ε-(´∀`*)ホッ…よかったよかった…。」
ルドックは息を整える。
ルドック「…飴宮さんは私がいる世界とは違う世界から来たのですか?」
飴宮「?違う世界?…ん?…どうゆうことだい?」
ルドック「えっと、つまり、飴宮さんからだとここは異世界であって…何かが原因でこちらの世界に来てしまった…ということなんですけど…」
飴宮「………ごめん……多分、僕……自分が元いた世界の記憶、思い出せない…。」
ルドック「…そう…ですか……。………そうだ…!なら私と一緒に暮らしませんか?」
飴宮「え…いいのかい?ルドック。」
ルドック「はい…。飴宮さんの記憶が失っている今、元の世界に帰れたとしても飴宮さんはその世界に存在出来ない可能性があります。なので…私と一緒にこの世界で過ごして、少しずつでも飴宮さんの記憶を取り戻す手助けがしたいんです。」
飴宮「……ありがとう、ルドック。…僕決めたよ。ルドックと一緒にこの世界で過ごして自分の記憶を取り戻す。そしてこの世界のこともっと知りたい…!!」
ルドック「…!はい!!これからよろしくお願いしますね、飴宮さん♪」ニコッ
飴宮「うん、改めてよろしくルドック♪」
こうして、飴宮はルドック・ラヴァとの異世界生活が始まったのであった。
一方…
7人の黒フード達が円卓を囲み、真ん中に投映された飴宮達の様子を見た後、彼らは会議をしていた。
執行官「??」「…創生の神が例の異世界に転移したか…」
執行官「???」「これで俺らの計画のページが進んだってことやな。」
執行官「?」「私の働きに感謝するんだな愚者共。」
執行官「???」「ああん?なんやてぁ!?てめぇ…!!」
執行官「?????」「まぁまぁ、そんな怒らず…穏便に…」
執行官「????」「あ〜あ、面倒くさい面倒くさい…。」
『「粛に」]
「「「「!!」」」」
執行官「???」「す、すまねぇ…「最高審判官」…。」
執行官「??????」「ふふっ…あらあら、子供みたいに黙っちゃって…」
執行官「???????」「…………」
「最高審判官」は口を開く。
「最高審判官」
「私達の目的は彼の能力の剥奪と「抹殺」……そして、全ての世界の支配。……それを忘れるな………。……我々「片翼の執行者」が常に君を監視しているぞ、飴宮響鬼…。」
「最高審判官」は謎の鎖の球体を浮かせ、高笑いを上げた。
その笑い声は部屋中を響かせた……。
tobeContinue……
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