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The・one's・album 〜colouring rose〜  作者: 一之瀬 一希
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トラックが……

さぁ、運命の歯車を交わそうか!

「Dioが止めてもそこをスキップしちゃえばダメじゃん」

「でも、インターバルはDioの方が短いから」


学校の朝の時間

友達との何気ない会話を楽しむ


「起立!」

「気をつけ、礼」


「春はあけぼのやうやう白くなりゆく山際……」


(眠い、なんで国語って眠くなるのだろう。7時間半ちゃんと寝ても眠い)


「これで、1時間目の授業を終わります、礼」

……


……(はぁ〜終わった辛い一日が終わる)

「榊原くん、やっぱり…入らない?」

クラスの委員長 八代(やしろ) ノアが話しかける

「気が向いたらな」

「うん…」


横断歩道を渡る……なんだろうこの胸騒ぎが


前方に1人の13歳くらいの少女、それに向かって高速で突進するトラック、

「逃げてぇ」

そんなことを口にする前に足が動いていた


少女を突き飛ばす。

(良かった、無事みたいだ)

なんだろう安心して体が生ぬるく温かく感じる


少女が振り返る


その瞬間、世界が薔薇色に見えた………………物理的に


(うわっ血じゃんめっちゃ出てる、確か3分の1以上出ると死ぬんだっけ?

てか意識か……)


薔薇色の世界が揺らぐ


「はっ、」


大丈夫ですか?自分の名前分かりますか?

驚いた表情で看護師が僕を見る


どうやら、病院に連れてこられたらしい


……「うん、大丈夫だね。けど、

首とあばらの骨折。両足の複雑骨折。手首の粉砕骨折が完治するのといくつか検査を終えてから退院だ」


「おい、大丈夫か?」

担任の石川先生が来てくれた

「あーはい、多分大丈夫です」

「まー先生は帰るけどお大事にな、」




「あー、診断結果が出たよ。結論から言うと、記憶喪失だ。」


「へっ?」


「12歳までの記憶は君にはない」


「マジで、」

ショック性記憶喪失


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