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幼稚園


この頃は特に、「絵本の字がスラスラ読めること」と「ピカチュウの顔のくびれまで忠実に描くこと」に自信がありました。


だけど、そんな「何をやってもズバ抜けている」わたしちゃんにも、唯一 弱点がありました。


それがずばり「顔」です。

でかい鼻が本当に嫌で、毎日手で押さえつけていました。


実際、クラスに一人だけ、顔の可愛さの差が格段に開いてる女の子にだけは逆らえませんでした。


顔だけはどうしてもみんなに勝てない…

と自覚して、女王様なりに思い悩んでいました。

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